Some Like It Hot

お熱いのがお好きな映画ファンtakのつぶやき。
キネマ旬報社主催映画検定2級合格。

ルークの怪獣図鑑(1)

2006-09-18 | うちの子に御用?
 うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)が土曜日から熱を出した。幸いそれほど高熱でもなく用心する程度だったし、機嫌もすこぶるよかった。久しぶりに「ウルトラマン」を見たがったルークは、バニラとアボラスの回を見た。オリンピック競技場で繰り広げられる死闘。
ルーク「ちち(注・ちちと呼ばれている)今度はゴモラの回が見たいよ。今度ビデオ屋さん行ったら借りてきて。」
アナキンtak「わかった。ちちもみたいなぁ。」
ルーク「いいよ。夜に「ガンダム」見ないで見たらいいやん。」
・・・うぅ、オレの行動を何故知っている?。そうか、ルークが夜中にトイレに起きたとき、僕が「ガンダムSEED」見ているのを目撃されたんだっけ。エッチな映画でなくてよかった。

 そして気が乗ったのか、次々とウルトラマン怪獣の絵をカレンダーの裏に描きまくった。ルークはこのブログの存在を知っているので、さらにこう言う。
ルーク「ちち、インターネットの日記に書いてもいいよ。」
ついに子供にネタを提供されてしまった。シリーズ化したりして・・・。

 今回は初代ウルトラマンです。
出身:M78星雲光の国
身長:40メートル
体重:3万5000トン
年齢:約2万歳
右上にベーターカプセルがきちんと描かれております。
ルークはコスモスから見始めた平成ウルトラマン世代。だが初期のウルトラマンが大好き。それは初めてウルトラマンをテレビで見せたのが、初代の第1回だったから。ベムラーが登場する記念すべき回だ。以来ウルトラマン好きで、幼稚園の頃には園庭でウルトラマンごっこをするのに
ルーク「ぼくはウルトラマンタロウだ!」
と見せたこともないのに名乗っていたらしい。いまだに「タロウ」は見せていないけど。
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スーパーマン・リターンズ

2006-09-17 | 映画(さ行)

■「スーパーマン・リターンズ/Superman Returns」(2006年・アメリカ)

監督=ブライアン・シンガー
主演=ブランドン・ラウス ケイト・ボスワース ケビン・スペイシー

 公開の時期が悪かったのか、とても完成度の高い映画なのに客足は遠のいているようだ。僕が劇場で観た回も場内にお客さんは5人程度。公開から数週間が経っているとはいえ、80年代ならあり得なかった。「スーパーマン」がガラガラだなんて。正月の「キンゴコング」も不入りだったようだが、結局リメイクや続編にアイディアを頼りっぱなしのハリウッドの企画が、時代の期待とは遠いところにあるってことなのだろうか。9・11後の世界は、世の中にヒーローなんていないと夢を失っている。本当はだからこそこういう映画が必要なんだけど、現実が映画を超えてしまった今、魅力的に映らないんだろうなぁ。だから娯楽大作のはずだけど、映画館を出る僕らはつい考えてしまう。ニューヨークが襲われる場面や旅客機が落ちていく場面を楽しめないのだ。

 スタア不在のキャスティングもどこか地味な印象を与えてしまう。ギリシャ彫刻が青タイツ着たようなブランドン・ラウス君の実直さは正義のヒーローらしくていい。でもクラーク・ケントはもっともっとダメ男にして欲しかった。これではただの影が薄い記者でしかない。ロイス・レイン役のケイト・ボスワースも綺麗だけれど、かつてのマーゴット・ギターにあった人間味が感じられない。子供を宿したのに5年も放っておかれたからかもしれないが。でも「私のパンティの色を当てて」とは決して言いそうにない。レックス・ルーサーはケビン・スペイシーが演じたことで怖い存在になった。ケント夫人はヒッチコック映画のヒロイン、エヴァ・マリー・セイント!。デイリープラネット紙編集長はフランク・ランジェラ。

 今回の「リターンズ」はアクション描写やSFXも凝ったつくりで面白い。だが、この物語を初めて観てスーパーマンとロイス・レインの関係を理解するのは、ちょっと厳しくないだろうか。つまり80年代の「ス-パーマン」に思い入れがある、特に2作目「冒険編」を記憶している世代にこそ、この「リターンズ」は強く訴えかけるものがあるのだと思うのだ。監督のブライアン・シンガーも80年代のシリーズを愛する故に製作したと聞く。とにかくあらん限りの「スーパーマン」の設定を使い尽くして、なおかつ先につなげるような展開に持っていったことは、すごい。映画愛を感じずにはいられない。そしてジョン・ウィリアムズのテーマ曲を再び使用してくれたことに感謝。改めてこの曲はジョン・ウィリアムズの最高傑作だと感じるエンドクレジット。閑話休題。これで続編が製作される・・・・ということになるならば、これって「ドラゴンボール」じゃない?それが僕の素直な感想。

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鬼の首引き

2006-09-14 | うちの子に御用?
 うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)が図書館で借りてきた本。
ルーク「あのね、ちち。『鬼の首引き』って本を借りてくるからね。」
と今朝はしきりに言っていた。友達が借りていて面白そうだったらしい。
帰宅するとテーブルの上に予告通りに置かれていた。

 力自慢の若者が旅をしていたところ、巨大な鬼と遭遇する。
うまそうな若者だから喰おうと鬼は思ったが、
まだ人間を食べたことがない娘に”お食初め”をさせる、と言い出す。
へぇー、なかなか子煩悩な鬼じゃないか。面白い。

 喰われたくないから若者は大声を出したり、扇子で叩いたりする。
鬼は怒るが、若者は「これは咳だ」とか「虫がいた」などと言う。
でもこれは単なる時間稼ぎでしかないよなぁ。
力くらべをしようと鬼が言い出すので、若者は食べられる娘と力くらべをする、と答える。
当然若者は勝つ。とうとう娘は泣き出した。

 鬼はいよいよ怒って、仲間をかき集めて来た。そして鬼達が若者が首にかけた縄を引っ張るという”首引き”が始まった。
おぉ、これが”首引き”か。結局若者が機転を利かせて勝利するというお話。


絵がいいんだよねぇ。娘のことが可愛くて仕方ない鬼が妙にニコニコしているのがおかしいし、鬼の”お食初め”という発想がユーモラス。
やっぱり日本の民話はいいよね。
ルークが好きな「たのきゅう」などもそうだけど、危機に陥った主人公が機転で乗り切る物語は、
ファンタジーとサスペンスが同居して家族で楽しめる。

 そういえば、復活してたいへん嬉しかったまんが日本むかしばなしの放送打ち切りが決まりましたね。テレビの視聴時間と学習の成果が学校でいろいろ言われている昨今だが、この番組だけは全くの別格だったのに。こういう良質な番組がなくなることで、ますます「メディアは悪影響を及ぼす」だけのように言われることになる。本当は、つきあい方を考えればいいところもいっぱいあるはずなのに。
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おばけのジョージー

2006-09-13 | うちの子に御用?
2学期も始まって、うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)が再び図書館で本を借りて帰ってきた。前にも書いたが、年間100冊の本を読むように指導されている。今学期も彼と共通の会話を維持するべく、借りてきた本の記録を・・・とは思っていた。すると・・・。

昨夜。21時頃家に戻ると、食事の横にルークからのお手紙が。
「ちちへ。きょうかりてきた本のだいは、おばけのジョージです。
ごはんを食べたらかならず読んでください。」
ほーっ、こういう気持ちが嬉しいね。


ニューイングランドの小さな家の小さな屋根裏に住んでいるおばけのジョージー。
彼は毎夜同じ時間に階段をミシッといわせ、ドアをギイと言わせる。おじいさんとおばあさんはそれで寝る時間がわかり、ふくろうは鳴き始める時間を知る。ところが、おじいさんが階段のきしみを直し、ドアのちょうつがいに油をさしたもんだから、音がしなくなってしまう。これまでの微妙な関係が崩れ始める・・・。

ラストはきちんとハッピーエンド。世の中はいろんな関係の上で成り立っている。フェリーニの「道」って映画に「人は必ず何かの役に立っている」という台詞が出てきて、落ち込んだヒロインを勇気づける。おばけのジョージーもそうした、”些細だけど役に立つ存在”なのだ。そうした些細なことの積み重ねでみんなの幸せは成り立っている。短いけれどなんかハートウォームなお話だった。
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生誕40周年

2006-09-12 | その他のつぶやき
昨日、僕は40回目の誕生日を迎えた。
紀子さまと同じ誕生日です。
紀子さま、お誕生日おめでとうございます。<(_ _)>
尊敬する映画監督ブライアン・デ・パルマとも同じ誕生日です。

あぁ、40代ですよ、40代。
「お子ちゃま30代」と公言し、
自分をやっと”オジサン”であると認識した(遅いか)この10年。
これからは「大人げない40代」で頑張ろうと思います(何のこっちゃ)。

昨日、午後の授業が終わった後。
学生「せんせーっ!今日誕生日でしたよね。おめでとうございます!。」
tak「今日、職場で言われたのはSチャンが最初だよ。ありがと。」
実は嫁サンにも言われなかったのだが・・・。
学生「それで、今日って同時多発テロの日ですよね。」
tak「そうなんだよ。実は、結婚記念日は地下鉄サリン事件の日なんだ。」
学生「わあっ、かわいそぉー!」(といいながらケラケラ笑う)
学生「それで、先生って何歳になったんでしたっけぇ?」
tak「言ってみろよ。」
学生「ええっとぉ、よんじゅうぅーーーー・・・
tak「それ以上伸ばすな!。まだなったばっかりなんだから。」

30代後半くらいからやっと年相応にみられるようになりました。
まぁ職場のデスクがこんなんだから、まだまだお子ちゃまなんですけどね。

えっ?実態はこんな程度じゃない?

今後ともよろしくお願いしますだ。
なんかくれ。(^^)
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CDジャケットクイズ7・解答

2006-09-11 | 音楽
左上:Taxi/Bryan Ferry
ロキシー・ミュージックのヴォーカル、と言わずとも数々のヒット曲でお馴染みですね。「Taxi」はカヴァーアルバムなのだが、きっちりと自分色に染め上げている。「I Put A Spell On You」が特にお気に入り。夜のドライブで流したいアルバム。

右上:Digitalian Is Eating Breakfast/小室哲哉
実は・・・愛聴盤なんですぅ。TMの楽曲は聴いていて気恥ずかしさを感じずにいれらないけど、このソロアルバムの開き直りは気恥ずかしさを通り越す。それこそカリスマの証だ。「Opera Night」「Gravity Of Love」は特に素晴らしい。今でも打ち込みでやってみたい!と思えるアルバム。

左中:The Freddie Mercury Album/Freddie Mercury
ご存じクィーンのヴォーカル。92年に発売されたこのアルバムは、ソロ作品数枚からまとめられたベストアルバム。「I Was Born To Love You」がないのが納得いかないんだが、ナルシズムの極み「The Great Pretender」と「Barcelona」は何度聴いてもグッとくる。

右中:Single(独身貴族)/Bill Champlin
70年代に活躍したサンズ・オブ・チャンプリン、そしてシカゴのヴォーカルとしてお馴染み。このアルバムはデビッド・フォスターのプロデュース、参加ミュージシャンもジェイ・グレイドン、レイ・パーカー、スティーブ・ルカサー、ジェフ・ポーカロ・・・もう言うことなしのAORアルバム。

左下:Robin Zander/Robin Zander
チープトリックのヴォーカルが93年にリリースした初のソロアルバム。F1番組で使われた「In This Country」は収められていないが、なかなか聴き応えのあるアルバムだ。マリア・マッキーの「Show Me Heaven」を本人とデュエット。J・D・サウザー、スティービー・ニックス、デイブ・スチュワートが参加。

右下:Street Talk/Steve Perry
80年代洋楽ファンには忘れられないヒット曲「Oh, Sherry」を収めたヒット作。あのPVを思い出す人多いかもね。もちろんスティーブ・ペリーはジャーニーのヴォーカル。最後を飾る「Strung Out」が好きだったなぁ。
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両親を何と呼んでますか?

2006-09-09 | うちの子に御用?
うちのルーク・スカイウォーカー(7歳児)は、
父親である僕アナキンtakのことを”ちち”と呼ぶ。
母親であるアミダラMは”はは”である。

いつからこれが定着したのか、というと・・・よくわからない。
ルークとレイア(5歳児)は日頃、僕の義理の姉と両親が面倒をみてくれている。
そのため両親とおじおばの区別をする必要があった。
義理の姉は”まま” その旦那さんは”ぱぱ”である。
両親は普通に”お父さん” ”お母さん” となるべきだった。
しかし僕が幼稚園に欠席連絡をするときなどに
アナキン「×××の”ちち”ですが・・・先生いらっしゃいますか?」
などと言っていたのを聞いたから?
それとも単に呼びやすかったから?
確かに僕がルークに「ちちでぇす!」と言ったことはあるけれど(恥)。

実は僕自身も自分の父親を”ちち”と呼んでいた。
中学生くらいの頃、みたテレビドラマで
子役が”ちちぃ”と呼んでいたのを面白くおもったからだ。
何のドラマかって?よく覚えていない。
少なくとも田所家の真似ではない。
ぽっかぽか
当時は反抗期だったからなぁ、素直に「お父さん」と呼べなかった。
「親父ぃ」は試したけどなんか違うし「パパ」はもう照れくさい。
「××ちゃん」と名前を呼んだこともあるけど、そう呼ぶには違和感ありすぎの父親だった。
結局そのドラマを見てから「ちち」で落ち着いた。
それでも母親は「お母さん」だった。この差はなんだろう?。

ルークが友達との間で、父親を何と呼ぶか話題になったらしい。
ルーク「ねぇ、ちち。あのさぁ、他の子がいる前では”父ちゃん”って呼んでいいかねぇ?。」
アナキン「何で?」
ルーク「だって、友達が”ちち”はおかしい、って言うんだよ。」
アナキン「ルークが言いやすければいいけど。」
僕は自分を指さして
アナキン「父ちゃん?」
と言ってみた。ルークは少し考えて、やっぱり違うという顔をした。
公式な場に出ても「こちらが僕の”ちち”です。」と言うからいいや!
そう僕は思っているけど、ね。
そのうち、自分で公式な場ではお父さん、お母さんと呼ぶようになるかもね。

ルーク「ねぇ、ちち。”おやじ”はダメ?」
アナキン「・・・それは、ぜったいに許さん!

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最も美しい女性

2006-09-07 | Weblog
こんな記事が。
【ロンドン5日】英飲料大手ボトルグリーンが英国史上、最も美しい女性を問う世論調査を実施したところ、映画「風と共に去りぬ」でヒロインを演じた女優ビビアン・リーが1位に輝いた。2位以下は、女優エリザベス・テーラー、女優キャサリン・ゼタ・ジョーンズ、ダイアナ元皇太子妃、女優ジュリー・クリスティー、女優オナー・ブラックマン、モデルのケート・モス、女優シエナ・ミラーの順。一方、史上最もハンサムな男性には、俳優のケーリー・グラントが選ばれた。

イギリス人の良識を感じますねぇ。クラシック映画を好む(・・・と言いながら最近観てないなぁ)僕としては、嬉しく思う。ビビアン・リーはもちろんだが、「ドクトル・ジバゴ」のジュリー・クリスティー、「007/ゴールドフィンガー」のオナー・ブラックマン。オナー・ブラックマンが演じたプッシー・ガロアは、ボンドガール史上僕の最も苦手なタイプだけど。同じアンケートをアメリカでやったら、アンジェリーナ・ジョリーやニコール・キッドマンがきっとランクインするだろうに。

僕がビビアン・リーを最も美しい!と感じた映画は「アンナ・カレニナ」。もちろん「風去り」もいいんですけど、スカーレット・オハラはちょっと僕は苦手。
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ダイアナ妃がランクインしているのは、イギリス国民に愛されていた証なのだろう。うむ。
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だめだよぉ!

2006-09-06 | 音楽
数日前にも書いたが、来年とある方の披露宴で歌うことになっている。
目下一緒に”余興要員”とされた同僚と「何しよっか?」と話していた。
まぁ、そちらはひとつの結論に向かいつつあるので、これからしっかり練習します。はい。

そういえば僕はこれまで呼ばれた披露宴で、歌わなかったことがほとんどない。
大学時代にバンドやっていたので、そうした仲間の結婚式に行けば、
二次会はライブハウス貸し切りっ!となったこともある。
高校時代からオリジナルつくったりしていたこともあるのだが、
人様の披露宴でオリジナル歌う程、僕は大物ではございません。

これまで見聞きした中で「こりゃねえだろ!」と思ったのは、
忘れもしない。ZARDをカラオケで歌ったある女の子。
彼女は新婦の友人だった。余興の場に出ていった彼女はマイクを手に言った。
「○○チャン!結婚おめでとう!幸せになってくださいっ!
それじゃ、彼女のために歌います!ZARDの揺れる想い!」
こらぁーっ!揺れちゃだめだろ。披露宴だぞ!

BEST The Single Collection~軌跡~
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こっそり流れてたゲンスブール

2006-09-05 | 音楽

 いやはや流行とは恐ろしい。あんなに巷で話題が絶えなかったのに、今や誰も「ダ・ヴィンチ・コード」の話などしていない。結局レオナルド・ダ・ヴィンチが仕掛けた暗号というよりも、ルーブル館長のおじいちゃまが仕掛けた暗号に右往左往するお話でしたよね。原作をあれほど懸命に読んで映画館に行ったのは久々で、それはそれでいい経験だったけど、原作で苦労の末に暗号を解き明かす場面がことごとくすんなり進むのにあっけにとられておりました。「それだけかいっ!」と映画館の暗闇で叫びそうになったよ。

 そんな「ダ・ヴィンチ・コード」ですが、僕は聴き逃しませんでしたゾ。フランス警察にトム・ハンクス教授が連れて行かれる場面、車の中で流れていたのが、セルジュ・ゲンスブールの「ジャヴァネーズ」。ジュリエット・グレコにもカヴァーされた名曲ですが、こんなところで使われるとはね。おフランスらしい音楽を流すなら他にも選択肢はあったはず。イヴ・モンタンでもエディト・ピアフでも流せばよいのに、何故敢えてゲンスブール?。僕はこの選曲自体に何か暗号のようなものを感じた。

 ルーブル美術館に到着してすぐにトム・ハンクス教授は床に書かれたダイイング・メッセージを見せられる。結局それは館長が残した暗号だった・・・という展開。ここではアナグラム(文字を入れ替えて全く別の言葉にする遊び)によって、続くメッセージがダ・ヴィンチの絵に残されていることを知ることになる。ゲンスブールは、詞の中で言葉遊びを多用する人。例えばジェーン・バーキンの「Yesterday Yes A Day(哀しみの影)」や「Baby Alone In Babylone(バビロンの妖精)」などはその代表作なのだ。

 ダン・ブラウンの原作を読んで映画館を訪れた僕らは、ヒッチコック映画ばりに苦難を共にして結ばれる男と女・・・という展開を記憶している。原作のラストにはキスシーンも用意されている。オドレイ・トトゥのファンとしてはちょっとヤキモキ。しかし、ゲンスブールの「ジャヴァネーズ」はジャワ風のダンスを1曲踊っている間だけの、つかの間の愛を歌った曲。主人公二人の関係は、原作通りでなく、事件が終わるまでの関係だ、ってこっそり僕らに暗示してくれていたのだった。・・・以上、考えすぎにも程がある。40を目前にして血迷ったtakの戯言と笑ってくだされ。
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