goo blog サービス終了のお知らせ 

ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

潮時…

2014-05-13 21:31:35 | つぶやき
先週、中国からタイへ着いたその日、タイの首相が失職した。

彼女は汚職の罪で海外逃亡中のタイのタクシン元首相の妹である。兄は公務で海外出張中に
クーデターで首相の座を追われたが、妹は、国内であっさりと失職に追い込まれた。理由は
人事で身内を優遇したことが憲法違反になる、との理由らしい。

タイには憲法裁判所というところがあり、政党の解党や首相の解任などの大きな権限を持っ
ている。ただ、ここが政治的に中立なのかが妖しいところで、このところのタイの混乱はこ
こが元凶との見方もできるらしい。どうもタクシン派を嫌っているとの噂もある。

その裏には王室が…?
いや、一応、王室は政治には無関係ということにはなっているが…。

このところ、タイの物価上昇が甚だしい。

原因はこの度、失職したインラック首相が「労働者の賃金を上げて物価を下げる…」などと、
理に適っていないことを言い出したのが事の発端だと現地の情報誌には出ていた。当然、賃
金が上がれば物価も上がるのが普通だ。そして見事に物価上昇は続いている。

また、それが日本人のリタイヤ組の生活を直撃しているという。今や国民年金の満額支給6万
円程度では、生活が苦しくなりつつあり、タイ脱出組も出てきていると書かれていた。中には
カンボジアやネパールに行く人もいるという。生活苦によるリタイヤ欧米人の自殺も多くなって
いると記事に出ていた。

私の老後のころ、すでにタイの選択肢はないかもしれない…。

バンコクに行くたびに足繁く通う、通称「アツシの汁ソバ屋さん」。
遅い昼を食べに午後1時半ごろに行くと、信じられないことに行列ができている。

中国人観光客だった。

3月まではこんなことはなかった。中国人なんて全くいなかったのに今や地元のタイ人すら入れな
いほど混雑している。店内も中国人で一杯だった。一度引き返し、再び午後3時に行ってようやく
理解した。

どうも店のオーナーが中国のガイドブックに乗せたらしい。店内も中国語だらけだ。そしてフェイス
ブックやネットにもここの情報や口コミが…。

店的には大成功だろう。これほどの宣伝効果は、到底、予想できなかったに違いない。

しかしである。うまいとはいえ、所詮、屋台に毛が生えたこの店の汁そばに、どうしてこんなに人が
大挙して来るのか、まったく中国人て理解不能だ。

今、この店の汁そば1杯50バーツ(およそ150円)である。大盛りだと70バーツ(およそ210円)である。
5年前は今の半額の25バーツ(75円)だった。その後、5バーツづつ上がり今に至っている。
5年で倍である。

しかも3年前に一度、麺の品質を落とし、利益増を図っている。もっとも確認したわけではないが、佐野
実もびっくりするほど麺に敏感な私の舌はごまかせないのである。(思い込みかも…?)

この状況が続けば、数ヶ月後には55バーツ、いや60バーツになっているかもしれない。

この店もそろそろ潮時かな…。

最近、タイに行くたびに、ため息の回数が多くなっている気がしている。

CENTER>
コメント

2度も!

2014-05-12 21:05:36 | つぶやき
帰国いたしました。

別段、何も変わったことはなかったが、飛行機の遅れで丸1日、潰してしまったのが
痛かった。

その日は、タイのチェンマイからバンコクへ移動する日だった。予約している飛行機は
午前10時発の便で、予定では1時間後の11時にはバンコクへ着くはずだった。
飛行機は定時に出発した。しかし、滑走路を移動中に突然止まって動かなくなった。
10分後、「トラブルのため、駐機場へ戻ります…」とのアナウンスがあり、駐機場へ引
き返すことになった。駐機場で待つこと10分、なんでも故障部分のパーツをバンコクから
取り寄せるので、全員荷物を持って、ターミナル内へ戻されることになった。

この時、全員が「次の便に振り替えてもらわないとマズい!」と思ったようである。
多くの人が、カウンターへ殺到していくのが見えた。けれど、私はトイレに立ち寄ったため
すっかり出遅れてしまった。

カウンター前では、責任者らしき人から、「次の12時の便には、20席しか空席がありません。
その次は14時の便、その次は15時30分の便に振り替えます…」と説明があった。そしてまず、
ビジネスクラスとマイレージの上級会員が優先され、あとは並んだ順だという。そして最初
の便の20席は、すぐに無くなった。

私はトイレなんかに行っていたので、すっかり後ろの方になってしまっていた。40分ほど待
たされ順番が回ってきた。私の前の人は14時の便が確保できたようだった。
早々、尋ねると、14時の便にまだ席があるという。「では、お願いします…」と伝えようと
した時、カウンターの電話が鳴った。

「今、連絡があって、故障していた便が治り、この便が13時に飛ぶのですがどうしますか?」と、聞かれた。

「どうもこうもない、13時の便に決まってるだろ!」と思ったが、同時に「なんてラッキー
なんだろう…」と密かにほくそ笑んでいた。

しかし、これが運の尽きだと、後で知ることになる。

結局、私の後ろ以降に並んだ人、およそ50人程度だけがこの恩恵にあずかれて、先に並んで
いた14時出発の人より、先に行けることになったわけである。
さらに、タイ航空は混乱を避けるためか、この件の案内放送を一切しなかった。すれば14時
の席を確保した人が怒りだす可能性もあったからだと思われる。なんだか、いかにもタイら
しいけれど…。

私たちは一番はずれのゲートから、何の案内放送もない中、ひっそりとバスで飛行機の元ま
で運ばれて、機内に乗り込んだ。200席の飛行機におよそ50人しかいないのでガラガラである。
そして13時定刻に出発した。

しかし、「まもなく離陸します…」と、アナウンスがあった直後、再び、滑走路上で飛行機が
止まった。嫌な予感がした。

10分後、機長から「トラブルがあったため、再び、駐機場へ引き返します…」とのアナウンス
があった。何のことはない、直っていなかったのである。

「アホ機長、完全に直ってから呼べよ!」このとき、全員がそう思ったはずである。

その後、私たちは駐機場で30分も待機させられた上、再び空港内のターミナルに戻されることに
なった。そしてそのタイミングで14時の便が飛び立っていった。
なんのことはない。後ろの方に並んだ私たちは、結局、順番通り15時30分の便に乗ることになっ
たのである。

しかし、「あの時、電話さえかかってこなかったら…」と思うと大変、胸くそ悪かった。

その後、私たちおよそ50人は15時30分の便に振り替えられたが、結局、朝9時に最初のチェック
インをしてから6時間半も待たされたのである。いや、正確に言うと、この便はさらに40分も遅
れ16時10分に出発した。結局、7時間以上も待たされたことになる。

どうしても悔しさが納まらず、ミールクーポンでも要求しようと一人でチェックインカウンター
へ向かうと、そこには同じ立場のイスラエル人、3人組が先に要求をしていた。
結局、私たち4人は、空港内のタイ航空が経営するレストランで食事と飲み物を出してもらったが、
他の人らは、誰も現れなかった。まったく言わなきゃ損で、言ったもの勝ちのような対応は酷い。
こんな時、日系の会社ならおそらく全員に同じような対応をするのではないだろうか。

で、バンコクに着いたのが17時20分。空港を出てエアポートリンクに乗り、ホテルに着いたのは
18時半を過ぎていた。

今朝、チェンマイの空港に着いたのが9時ちょうど。あれから9時間半。

今日は何もしていない…。

空が赤く染まり、1日が終わろうとしていた。

CENTER>
コメント

お知らせ

2014-05-03 20:39:42 | つぶやき
(有)ホリカワからのお知らせ。

明日から11日(日)まで、出張いたします。この間のお問い合わせへの
ご返信は、12日(月)以降になりますので、予めご了承くださいませ。

ということで、連休さ中ではありますが、しばし中国とタイへ行って
きます。

中国ではウルムチのテロ事件などが、ちょっと気になるところではある。
他の都市にも広がらないといいけれど…。なんだかウィグルの人たちは
漢民族の中で小さくなって生きていかないといけないようで、本当に気
の毒である。就職差別も多いのか、自転車屋台を引いている男の人はウ
イグルの人が結構いる。ウイグル自治区から遠く離れた中国の街で、ウ
イグル人を見かけると、どう見ても外国人にしか見えないし、彼らが漢字
を書いて中国語を話すことに違和感すら感じる。

もっとも、気の毒なのはウィグル族だけではないけれど…。

タイでは暑期の暑さが気にはなる。

先日、気管支炎で病院に行ったばかりで、まだ病み上がりだ。そんな中で、
うだるような暑さが待っている。
完熟パイナップルで癒されようと思う。

まぁ、とりあえず、行ってきます。

CENTER>



コメント

恨み節

2014-05-01 21:51:36 | 時事(国内)
クールビズが始まって今年で10年目を迎える。

ノーネクタイで室内温度を28度に設定する。すると首から空気が
入り込むので効率よく仕事ができるのだという。

私はクールビズが始まる2年前にサラリーマンを辞めたので、そ
の快適さはわからないが、これだけは確実に言える。

ネクタイ屋にとっては、営業妨害以外の何ものでもない…。

時々、親しくしているネクタイ屋のご主人が、いつも恨み節のよ
うに、「政府が主導して始めたんだから、それで被害を被って
いる我々ネクタイ屋に所得補償くらいしろ!」「農家ばかりを優遇
するな…」と言うのを、もう、何百回も聞かされた。

聞けば、始まった翌年の2006年の春ごろからすっかり、ネクタイ
が売れなくなったらしい。それが年々浸透し、今では完全にネクタ
イに活路を見いだせなくなっており、店には革のバッグや財布、靴
下に婦人服などを置き、なんでも屋になりつつあるという。

いつか、発案者である小池百合子に会ったら、「ネクタイで首を絞
めてやる…」というのも20回は聞かされた。

そろそろ今年も、このご主人の愚痴が出てくる季節になった。

なんでも来月からは、アロハシャツやスニーカーでも出勤出来る
「スーパークールビズ」も始まるのだとか…。

今度はスーツ屋さんからも、嘆きの声が聞こえて来るような気がして
いる。

CENTER>

コメント