プレッシャー

催事初日。

朝5時起きだった。これだけでも充分、辛いのに、ある程度
売上を作らないと主催者の機嫌も悪いので、結構、気を使う。

数年前、何度となく頼まれ、その度に断っていたのだが、その
うち根負けする形で引き受けた催事だった。
最初はお客さん扱いで、「やっていただけるだけで助かります…」
という感じだったのだが、2～3度目から立場が逆転し、すっかり
上司と部下、いや、先生と生徒という感じになってしまっている。

別に「客扱いしてくれ！」といっているわけではない。
どうせなら、頼む時に最初から「最低、これくらいは、やってほ
しいんだけど…」などとちゃんと言いたい事を伝えてくれれば良
いのである。そういうことを曖昧にしておいて、始めてからあれ
これ言うのは、どうなのか…と言いたいのである。

とは言っても、サラリーマンを辞め、上司というものがいなくなり、
仕事で人からプレッシャーとか目標を与えられることが無くなった
今、こういう適度な緊張感の中で仕事をするのは、ちょっと新鮮だ
ったりもする。

ありがたい事として受け止めておこうとは思ってはいる。

明日、まだ1日ある。

とりあえず、がんばろう！

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