先日、北京五輪の陸上男子100メートルで世界新記録9秒69を
出し、金メダルに輝いたジャマイカのウサイン・ボルトが、
今度は200メートルで19秒30の世界新記録を出し、見事
2冠を達成した。
すごい。両方共に世界新記録での金である。
19秒30は、半分だと9秒65。100メートルの世界新記録の
9秒69を上回っているではないか。そういえば、100メートル
の時、後半は余裕をかましてのゴールであった。もし、最後まで
気合を入れて走っていれば、わずかでも記録が伸びた可能性もある。
これで故郷ジャマイカでは、ボブ・マーリーと共に歴史に残る
スパースターとなったことだろう。首相も今回の偉業に対し、
国民の祝日を設けることを検討しているという。
と言っても、年中、祝日みたいな国だから、これ以上いらない
ような気もするが…。ちなみに本日は、彼の誕生日でもある。
彼にとっては、盆と正月とクリスマス、そして年末ジャンボの
1等当選が合わせてやってきたようなものだろう。
大変おめでたいことである。
ジャマイカといえば、今から十数年前になるが、同国が舞台となり
大ヒットした「クール・ランニング」という映画を思い出す。
熱帯の国ジャマイカのチームが、ボブスレーの競技で冬季オリンピックに
出場するまでの道のりを描いた、実話を元にした映画であった。
今見ても楽しめるだろう。
オリンピックも残すところあと3日だが、日本勢の結果は目標である
金メダル30には到底及ばず、これまでの結果は予想よりはるかに
厳しいものになったようだ。
次のロンドンまでは、4年である。
目指す人にとっては長いのだろうか…?