ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

平気でこんなこと!

2013-11-02 21:29:07 | つぶやき
帰国いたしました。

ちょうど今の中国、華南は気温25度程度で湿度も高くなく、本当に気持の良い
季節だった。おまけに天気にも恵まれて…、にも関わらず、仕事している以外
は食事をしているか寝ているかのどちらか、というくらい慌ただしかったのが
残念であった。

その日は昼抜きで仕事を終え、何を食べようかと歩いていると一軒の屋台に行列
が。屋台には野菜と卵が、それにご飯といくつかの麺類が置かれている。
前の人を見ていると、麺かご飯を選んだ上で野菜や卵を指定し炒めてもらったり
チャーハンや焼きそばにしてもらったりしている。中国語がわからないので、
どうやって伝えようかと思ったのだが、前の人が頼んだものを指差しでお願いす
ればいいかと思い直しそうすることに。どうも前に人は、あんかけ野菜炒め丼
らしきものをオーダしていた。同じもを指差しで頼むとあっさり了解してくれた。
頼んでいる間に前の店の薬局で強力シップ薬を買いに行くと、戻ってくる間に
出来上がっていた。8元だった。

その中華丼を持ってウイグル人の串焼き屋台へ。小さなテーブル椅子に座って
串焼きを5本と青島ビールを頼む。ついでに隣の店で牛肉麺を頼んで持ってきて
もらう。これでこの日の夕ご飯の完成である。

まずは、中華丼を開けてみる。すると視界に入ってきたのは白いご飯だけだった。
どういうことなのか理解できず割りばしでほじくって見ると、なんとあんかけ野菜
は御飯の下に埋もれていた。

まったく中国人は平気でこういうことをする。それともこれも中国の食文化なのか
わからないけれど…。

次に牛肉麺が運ばれてきた。中身はいたって普通だ。しかし、どんぶり自体がビニ
ールで覆われていた。要はどんぶりをビニールで覆い、その上にラーメンを入れて
客に出しているのである。つまりこれで客が食べたあと、そのビニールを剝して捨
てるだけで、どんぶりを洗う手間が省けるのである。

まったく中国人は平気でこういうことをする。しかし、ものぐさもここまで極めると
立派なアイディアである。

もっともタイや東南アジアでも麺類のテイクアウトにビニール袋に入れることはある。
しかし食べるときは皿に戻してから食べるのが普通だ。されど中国人はさらに上をい
っていた。

中国も華南まで南に下ると、東南アジアに似てくるのか…。

夕方になると定宿の前には大々的にドリアン屋台が出て周囲はドリアンの香りに包まれる
。隣にはワシントン条約違反屋台も出没していた。今回はベンガルドラの皮がどーんと3枚
ほど道路に並んでいた。こんなのはミャンマーのタチレクで見た以来だ。さらに様々な屋
台も出る。

なんだか夕方になると、街は中国から東南アジアの雰囲気へと一気に変わっていく。

この街に通いだして2年とちょっとが経つ。

最初は嫌いだったこの街が、最近、だんだん好きになってきたような気がしている。

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