ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ロシア モスクワ編

2018-04-10 00:00:49 | 旅行(海外)
4月上旬のモスクワ、気温0℃。数年前のルーブル暴落で、一時は超お得にロシアを旅することができるというのも、もはや昔話になりつつある。現在1ルーブル1,8円ほど。5年前、ハバロフスクに行った時は1ルーブル1,2円だったから、結構、違う。しかも、ここは首都、モスクワなのでいろいろ高いのも仕方ない。けれどアイスランドから来ると、なんでも安く感じるから不思議だ。

それでも空港から市内、電車で30分、ファミリーチケットなるものがあり、これで95ルーブル、1700円。市内の移動は地下鉄一率、55ルーブル、およそ100円。遠くへ乗れば乗るほどお得だが、隣の駅だと割高感満載。バスは利用しなかった。地下鉄の利用で面倒なのは、いちいちセキュリティーの荷物チェックがありこれが面倒極まりなかった。けれど非常時にはシェルターにもなる地下鉄は深いこと深いこと。

訪れたのは赤の広場、クレムリン、ワシリー寺院程度、後は暖かいデパートに非難。ちょっと街を歩き、また建物に入るという繰り返し。妻が出がけにホテルにスマホを忘れ、取りに戻ったこともあり、またこれまでの疲れも出て、いや、何といっても寒かったのが一番つらかった。風が冷たく、やはり内陸のモスクワは寒いに尽きる。4月の初旬といっても至るところに雪が残り、風が冷たく日本の真冬以上だったような…。

ただビーフストロガノフとボルシチだけはしっかり食べた。

これで終わるかと思いきや、モスクワを出る日に、再び乗り遅れの危機が待っていた。モスクワ発成田行きの便は19時ちょうどに出発する。けれど、どういう訳かそれを21時と勘違いしていたのが事の発端。夕方になり寒いのでちょっと早めに空港へ行こうとということで3時間前に空港へ着く列車に乗った。空港着はちょうど18時。ただ、空港へ着く手前でなにか思うところがあり、Eチケットを見ると、そこには19時の文字がはっきりと印刷されていた。「やばい、非常にやばい…」ちょっと冷や汗が出た。

扉が開き、猛ダッシュ。あと15分でチェックインカウンターが閉まる。ロンドンとまるっきり同じ状況に陥った。駅から空港内の出発カウンターまで20分かかり、カウンターに着いたのが18時20分。すでに誰もおらずチェックイン終了。「クローズ…」とひと言。

大ショックで言葉が出ない。人生初めての乗り遅れかと思いきや、実は私たちはモスクワから成田への搭乗券をすでに持っていた。ロンドンからモスクワへ飛ぶときのチェックインカウンターのスタッフが、モスクワ乗り継ぎでそのまま成田まで行くと思い共に発券してしまっていた。当然、バゲージのタグも成田になっていたので、それだけはモスクワに変えてもらったが、何せあの時も時間がなかったので発券してしまった搭乗券は「そのまま持って行け!」と言われ持っていたのだ。これを伝えると、係員はどこかへ電話をしてくれた。

「OK!, How many luggage?」

危なかった。今度こそダメかと思ったが、またまたギリギリセーフだった。あの時、早めに空港へ来なかったら…、あの時、もしチケットを確認しなかったら…、共に単に偶然だったが、確実に乗れなかったはずだ。

それからまた、事情を話し出国審査とセキュリティーを優先してもらい搭乗口へ。すでにボーでイングがはじまっていた。汗びっしょりで乗り込み、やっと一息。大人はクタクタだったが、子供は楽しそうにはしゃいでいた。そんなものなのかもしれない。

こうして旅行は終わった。

時間には余裕を…身に染みた旅になった。


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