ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ギリシャ・イドラ島

2019-08-12 22:39:30 | 旅行(海外)
翌朝、体調はほぼ回復。

アテネの街でもフラフラしたいと思ったが、同行者の意向もあって、プチエーゲ海クルーズへ出かけることになった。アテネから地下鉄で30分ほどのピレウス港からエーゲ海にある島々へ船が出ている。

プチクルーズと言えば、1日で近場の島を3つほど巡って帰ってくるのが主流だが、急いで3つ廻っても仕方ない。一つでいいということで、ツアー船ではなく、通常の船でイドラ島へ向かった。行きは高速船で2時間弱、復路はローカル船で3時間半かかった。イドラ島は、いわゆる観光島で、アテネから手軽に青と白の世界を味わいたい観光客で賑わっている。

島での滞在およそ3時間ほど。

暑かった。ただ、久しぶりの日差しが気持ちよかった。帰りの船でも熟睡。

アテネに戻り、同行者がキャッシングしたいというので、シンタグマ広場に面するATMでユーロを引き出そうとしたその時、それは起こった。同行者が不慣れなので、代わりに画面を操作していると、突然、背中に液体をかけられた。

「ケチャップ泥棒」だとすぐに気が付いた。

お金を引き出すのを辞めて、すぐに同行者を連れてその場を離れた。あのまま気が付かなければ、次の展開として親切を装った仲間がやってきて、「背中に何かついてますよ…」などと言ってハンカチかタオルで拭いてくれようとするのだ。で、そのすきにカバンの中からなにか抜き取っていくという、ヨーロッパではもはや古典的な泥棒の手口となっている。ただ、かけられたのはケチャップでもシャンプーでもなく、女性ものの化粧品かなにかだったと思う。

まさか、自分がターゲットになるなんて信じられなかったが、以外にも冷静で、どうせなら次の展開までやられてみて、拭いてくれようとする奴が近づいてきたら、「お前ら、泥棒だろ!」と一撃食らわせてみたかったなと思ったりもしていた。もっとも、同行者の背中にも
べったりかけられていたので、そんなことはできはるはずもなかったけれど…。

とりあえず、一度宿へ戻り、すぐに着替えて、別のATMに向かった。

私と同行者のひとりは最後の晩餐。私はギリシャ料理が良かったが、同行者のリクエストで日本食になってしまった。明日、帰るというのに…。

私なら絶対に入らないだろうタイプの日本食レストランだ。海外でちゃんとした日本食レストランに入るのは、何十年ぶりだろう。おいしかったが、値段もそれなりだった。

それにしても、まさか最後の日に、ケチャップ泥棒に合うとは…。

そういえば、アテネの町、まったく出歩かずに終わってしまったな…。まぁ、良いんだけれど…。



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