ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

帰国と妥協と冷麺と…

2016-05-19 22:09:53 | つぶやき
帰国いたしました。

中国滞在中、良く働き、良く寝た、に尽きる。夜も9時には就寝。で、朝は6時起き。
仕事以外は、寝ていただけで、ほとんど何もしていない。

変わったことと言えば、近頃、偽札が横行しているせいか、買い物時のお金のチェックが
入念になっていたことくらい。100元札だけでなく、50元札にまで細かなチェックが入る。
ただ、銀行のATMからも偽札が出てくるようでは、防ぎようがない部分もある。政府は、一
刻も早く国際通貨の仲間入りをしたいようだけれど、まずは、こういうところから直してい
ただかないと…、それと最高額紙幣が100元(およそ1700円)というのもどうなんだろう。
そろそろ500元紙幣くらいあってもいいような気がしている。

常宿の右隣に小汚い食堂がある。私の比較的緩やかな基準でもアウトな食堂だったので、
入ったことがなかった。昨夜、蝦ワンタン麺屋で夕食を済ませた帰りにふと、その食堂の
ある文字に惹かれて入ってしまった。

「朝鮮冷麺」

手書きで汚い文字だったが、最近書かれたらしく、おそらくは新メニューだと思われた。
価格も書いてない。けれど、もしこれが韓国冷麺なら入ってなかっただろう。
でも、別段、深い意味はないはず。食堂の親父が脱北者のはずもないし、単に、昔ながらの
地名として朝鮮を使っていただけだと思われる。しかし、なぜか、朝鮮冷麺という文字に惹
かれた。

で、味の方はというと…?、

これが、物凄い不味かった。綿はクタクタで伸びすぎ。具のキムチは辛いだけで味がない。
きゅうりの千切りもほとんどないし、ゆで卵は臭くて食べれなかった。けれど、スープの味
はそれっぽくて、卵以外は残さず食べてしまった。これで15元。(260円ほど)

食べながら、ふと考えた。

もしかすると、北朝鮮の地方の市場にある食堂で食べられている冷麺なんて、こんなものなの
かもしれないと。いや、これよりも酷いかもしれない。そう思ったら、これはこれでありだな
と思った。案外、味は、想像力でカバーできるものだ。

行き帰りに読んだ本。

「裸でも生きる」山口絵里子著。

マザーハウスの創業者。バングラディシュで麻を用いたカバンを作り、大成功を収めた女性の
起業までの道のりを書いたノンフィクション。

ともかく、この人の行動力は凄い。努力家だし、モノ作りに妥協がないし、何よりも正直で飾ら
ない部分が共感できる。しかも、なんとなく仕事をやる気にさせてくれたのもいい。

見城徹の本よりも、ずっといい。

ただ、両者に共通して言えるのは、やはり、努力家だということ。

これに尽きる。

仕事にも妥協しない。

思えば、私など妥協しかない。仕事だけでなく、人生そのものが妥協だ。おそらく今後もそうだ
ろう。

DNAから直したい…。








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