ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

ジャングル生還と北センチネル島

2023-06-12 22:01:28 | 時事(海外)
アマゾンのジャングルにセスナが墜落、で子供4人で40日を生き延びた話…。

なんだか小説のような話で最初はリアリティーがなかった。けれど同乗していた母親が4日間生きていて、子供らに生きるためにここを離れることを指示して…などという話が次々出てくると、感動の実話として、後々映画化とかされるのではないかと思えたりする。さらにその後、この家族は先住民だったこと、ジャングルで生きる術を知っていたこともわかった。でも最後まで疑問だったのが、なぜ先住民がセスナに乗って移動していたのかというところ。もしかすると人身売買、または誘拐か、などと穿った見方をしてしまっていた。ところがこの母親が先住民を代表する指導者だったということで腑に落ちた。

そこで下世話だが、先住民にもヒエラルキーがあり、指導者的立場の人らはセスナで移動できたりするんだなということも新たに知った。さらにもう一つ言えば、先住民の指導者らは一般の先住民よりはるかに文明的な暮らしをしているだろとうことは想像できる。それはセスナに乗って移動できるということからしても、それなりのお金を持っていることが伺い知れる。もしかすると電気、ガス、水道などのインフラ設備の整った家で暮らしているのではないかとさえ思える。それでも、たとえそんな暮らしをしていても、その子供たちはジャングルで生きる術を知っていたということろが、また凄いところで、一体、彼らはどういう暮らしをしていたのかと、その背景が知りたくなる。

先住民といっても、限りなく私たちと同じような文明的な生活を営んでいる先住民もいれば、インドのアンダマン諸島、北センチネル島の先住民のように外界とは一切かかわりを持たず、未だ原始的な生活をしている部族もいる。一概に先住民をひとくくりにできるものではないけれど、13歳以下の子供らだけで40日間、ジャングルで生き延びられるということは、過去に実体験として経験していなければ到底できないはずだから、彼らは今でもジャングル内で生活しているのかもしれない。

21世紀の今、世界でも本当の未開の場所などは限りなくごくわずかな地域になってしまった。今残っている場所も文明人である私たちと接触してしまえば、病気などであっという間に絶滅してしまう。もっと早くに理解があれば、世界にはもっと非文明的な多様な先住民が残っていたんだろと思うと残念極まりない。

とはいえポルトガルやスペインが世界に先駆けて出かけて行った大航海時代、彼らの好奇心や冒険心は限りなく満足できるものだっただろうと思う。半面、やって来られた先住民はたまったものではなかっただろうけれど…。

今やドローンという便利なものがある。

接触しなくても、それでちょっとだけでも覗かせてもらえないだろうかと思ったり。
矢で撃ち落とされるのかな、やっぱり。

北センチネル島の部族の暮らし、見てみたいなー。



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