リセット

日本はすっかり鎖国状態になってしまった。

少しでも早くオミクロン株の素性がわかり、過度なシャットアウトにならないことを願いたい。本来なら今月から世界的に入国緩和が加速するはずだったのに本当に残念。願わくば1カ月遅れで再び良い方向へ進むことを祈りつつ…と思ったら、岸田首相、やり過ぎを撤回。邦人の帰国については一部、柔軟にということになったようだ。先手先手を打つのは良いが、予告なしでの自国民の帰国まで完全にシャットアウトでは、あまりにも酷い。短期出張で出掛けて、正月も帰国できないなんて気の毒過ぎる。この辺は撤回されて良かった。

通訳、翻訳業を営む友人が新たな仕事をゲットしたと笑顔でやってきた。
仕事は岐阜県の大垣市のソフトボールチームの通訳だった。チーム内にはオーストラリアやアメリカ人など数人の外国人が在籍している。「フランス語で大丈夫なんですか？」と尋ねると、「英語でも適当になんとかなってるから大丈夫…」らしい。現在、大垣のチームは一部リーグに昇格し、上昇気流に乗っているとのこと。一位はあの上野投手がいる高崎のビックカメラなんだとか。試合で遠征が多く、おかげで国内あちこち行けてうれしいが、移動が大変だと言っていた。

昨年からコロナで外国人が激減していて、インバウンド業界も先が見えない状況が続いている。ようやく小さな明かりが見えてきたと思ったら、オミクロンの出現で再び後退。とりあえずでも繋ぎの仕事が見つかって本当に良かった。選手の人らはほとんどが20代ということで、若い人らに囲まれてると元気になると言っていた。少し笑顔が戻って、ちょっと安心した。

昨年よりずっとマシな状況にありがたみを感じながら、うっすら見えてきた来年が、今年とさほど変わらないような気がして、気が重くなったりもしている。

オミクロン株出現までは、早く来い来いお正月だったのに、今はトンネルの出口は3月くらいかなと、新たに気持ちをリセットしなければと思っている。