ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

言葉狩り…

2021-02-05 20:50:51 | 時事(国内)
森さんの失言バッシングが止まない。

失言を撤回する謝罪会見も、結果的に裏目に出たことで尻に火がついてしまったような気がする。そして、なんとしても辞めさせようとする署名運動まで始まってしまった。身から出た錆ではあるが、森さんを思い手紙まで書いたお孫さんは心を痛めているに違いない。

ネットの時代になってからなのか、その少し前からなのか、ちょっとした失言が許されなくなってきている。発言だけではなない、著名人や政治家の不道徳な行為にも、世の中全体で吊し上げ、一斉に非難するような風潮になってきた。

ちょっと怖い社会だなと思う。

非難する側は顔が見えないこともあり、言葉もきつくなる。他人の不幸は蜜の味と言わんばかりに集中砲火を浴びせる。マスコミも失言を引き出させる質問をしたり、発言を切り取りとったりして掲載する。その結果、本質が捻じ曲げられ、誤った解釈が世間に広がってしまう。それは社会的に抹殺するまで続くこともある。

言論の自由は憲法で保障されている。報道の自由もまた、表現の自由の下に認められている。にもかかわらず、最近の日本は言葉の自由がなくなりつつある。こんなにも自由があるはずなのに、公人や著名人は、今後はより一層、無難な物言いしかしなくなるのではないかと思う。その行き着く先は、閉塞感が漂う不寛容な社会だ。

暴言や失言の多くは、謝罪して取り消せば、そのくらいで許してあげてもいい。

もっと寛容な社会を望みたい。


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