ミャンマーチーク屋さんのわが道を行く

日々の出来事と旅と愚痴と文句を勝手に語る日記。

地獄の門とメロンの日

2022-01-10 19:39:21 | 時事(海外)
三連休終わる…。

なんとなく外出する人が減っているような気がしている。
タイでも隔離なし入国が無期延期になってしまったし、中国もオリンピック後も、ゼロコロナを継続し続けるなどとという記事が出てきた。欧米では規制強化はせず、緩和したままの現状維持ということで、ありがたい限りだが、アジアではどこの国からもそんな声は聞こえてこないし、日本の外国人の入国禁止もしばらく続きそうだ。

まだわからないけれど、このままでは3月からの鎖国開放は難しそうだ。

めずらしく、トルクメニスタンが話題となっている。
なんでもこの国の大統領が、あの天然ガス吹き出しの大穴(地獄の門)を消化せよと命令したという。22年前、この国を訪れた時、この存在を知っていて、出来れば行きたかったのだが、結局、行けなかった場所だった。当時は、いや多分、現在もだが、この国を自由に歩くにはトランジットビザで入国するしかなかった。通常の観光ビザはホテルや予め行動予定表を作りガイドを手配しないとビザが出なかった。しかもトランジットビザは4日間限定で、入国してから4日間で隣国へ出国しなければならなかった。結して小さくないこの国を4日で抜けるには、なかなか大変で、悠長に観光などしてる時間がほとんどなかった。ほとんど寄り道せずにウズベキスタンへ抜けたが、やっぱりこれだけは見ておきたかったなと最後まで後ろ髪を引かれた。

私が訪れた時は、ソ連から独立後の初代大統領の時代で、メロンが好物だからと勝手にメロンの日を作り祝日にしたりとすでにその独裁ぶりは際立っていた。彼の銅像が街の至るところにあり、それからしばらくして中央アジアの北朝鮮などと呼ばれるようになった。初代が亡くなり2代目の現大統領は、当初は民主化するかと期待されたが、見事に初代の後を追い、彼もまた独裁者となった。今や初代に変わり、彼の銅像が街中に建てられているらしい。地獄の門は、環境の為にということなのかもしれないが、今でも見てみたいものの一つとして残っている。いつの日か再びトルクメニスタンに行けるその日まで、地獄の門はその火を消さないでいておいてほしいと思う。

いつになるだろう…。

コロナウィルスは弱毒化の道を歩んでいると言われる。オミクロン株が終焉株なるとは思えないが、まぁ、自然は嘘はつかないはずだ。自然の摂理に従って、今こそ多くの人が感染していったほうが終焉が速いのではという気もする。結局は失敗してしまったが、スウェーデン式の集団免疫理論を本気でとり入れていくのは、ウイルスが弱毒化してきた今なのではと思ったりもする。しかしその過程で犠牲者が出てしまうため、人はなんとか感染を抑え込まなくてはいけないというルールのなかで生きるしかないのだけれど…。

なんとなく、もどかしいな…。

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