【タックの放浪記】  思えば遠くへきたもんだ・・・     by Tack SHIMIZU

心に刻まれたその一瞬、心に響いたその一言、心が震えたその想いを徒然と書き記したい。この記憶から消え去る前に…

白浜放浪2014梅雨 『 MATSUMOTO兄との雑魚釣り基地合宿~ 』

2014年07月03日 | 旅三昧!釣り三昧!
親しくして頂いているMATSUMOTO兄と2泊3日の雑魚釣り基地合宿に行ってきた。

MATSUMOTO兄は上越と伊豆にそれぞれ釣り用の船を係留しているのだが、今回は南紀白浜に浮かべる僕のボートでスロージギング合宿と相成った。

ひと月ほど前からお互い多忙の中でスケジュールを調整し合い、天候と海況が良好であることを祈りつつ過ごしたのだが、初日である昨日は凪、そして今日は雨交じりの残念な天候であった。

火曜日の午後に信州から京都入りしたMATSUMOTO兄のクルマをうちの会社の駐車場に停めて、僕のクルマに道具を放り込んで出発した。



その日は、ガソリンをボートに補充し、スーパーで肉やら酒を買い込んで雑魚釣り基地へ。

大きな風呂に浸かった後、フライパン作戦で肉やソーセージやら、いろいろ焼きつつビールを飲み、それぞれのジグを見せ合った。

お互いそれぞれ色々ウンチクがあるのだ。




そして翌早朝4時に起床、船出した。

狙いは三段壁沖である。

白浜町の向こうから陽が昇る。



海は池のように穏やかであった。透明度が高い。

何度もジグを落としては思い思いのテクニックで竿を上げ下げする。

しかしながら、魚探にベイトは見れど全くジグに乗ってこない。

乗ってくるのはフグとエソばかりであった。

MATSUMOTO兄は当初の話どおり、果敢に根がかりの多い底を攻める。初志貫徹である。

僕はというと、これも当初の話どおりジグのリアのアシストフックを外したセミロングジグにて、底から中層にかけて速引きをしていた。

しばらくすると僕のジグがガツンとひったくられた。

水面から夏魚が跳ねる!

シイラである。



結構良いサイズである。

MATSUMOTO兄にタモを使ってもらい釣り上げることが出来た。

サイズを測ると94㎝であった。

その後もフグエソ攻撃に遭いつつ、いろんなポイントを攻めた。


また僕の竿にガツンときた!

今度の引きは強いぞ!!

またもやシイラであった。

サイズこそ90㎝であったが、先のヤツより体高が厚くトルクがあった。もう少しでタモというところで、それに気づきまた20メートルほど背びれを海面に出しながらギュンギュン走るのである。

きつくドラグを締めたはずのオシアジガ―からラインが出ていく。

シイラは海中ではその体色があざやかな青緑に見えるのだが、精根尽きた頃、体色が黄金色に変わるのである。

それがひとつの釣り上げる目安となるのだ。

8kgぐらいはあろうかと思われた。




しばらくして、フグエソに南紀白浜での洗礼を受けていたMATSUMOTO兄の竿がひしゃげる!

いつもの引きではないようだ。

上がってきたのは高級魚であるアカヤガラであった。しかもでかい!



これは塩焼きで食べると皮がほんのり甲殻類の味がして最高に美味いのである。


基地に戻りシイラを捌き刺身と漁師料理に、アカヤガラを塩焼きにした。

MATSUMOTO兄が美味い美味いと食べてくれる。

よかったよかった。

この夜はさすがに疲れ、あっという間に撃沈してしまった。


翌朝となる今朝も午前4時に起床し沖に向かうが、今日も魚がジグに反応しない。

一度、すぐにフグだとわかる重いだけの引きを巻いているときに突然ガツンと竿が重くなりラインが出始めた!

何が起こったのか咄嗟にわからなかったが、なんとシイラがフグに襲い掛かったのであった!

竿をしならせ上がってきたのは97㎝のシイラである。



今回はシイラの強烈な引きを堪能できた。


残念ながら目標とした魚種は釣り上げれなかったが、それは次回のリベンジとしようと話した。


しかし楽しい時間はあっという間である。


今身体がギシギシとしている。

ひとつの釣行から戻ると直ぐに次の釣行での新たな試み課題が自ずと湧いてくる。


釣り浪漫を求めて~🍀


次の釣行がまた楽しみなのであった~