忘却への扉

 日記? 気づいたこと 何気ないひとこま 明日への伝言 願い 子供たちに 孫たちに そしてあなたに・・ 

見て選び

2009-07-21 | 平和を
 何度も落として傷もでき、わずかだがガタが来ていた。これまでで一番長いつき合いだった。一緒になれば家族より、1日1回は着替える衣服よりもケータイとはいつも行動を共にしている。
 だが以前に比べ使用時間も利用法など減ってはいて、まだ買い換えるには早すぎるかとも思っていた。機種変更は気分転換の方法にもいいか、原因はあるが気紛れとも言える。
 店に入れば見るだけでは済まず、購入することになる予感はあった。まれに無駄づかいをしたくなる。深く考え行動する能力はない。今回はデザインから選ぶ。
 機能では私の使用範囲で、機種によっての違いは無に等しい。今日ようやく衆議院が解散した。政党に例えれば自民・公明党対民主と手を組み政権党の一翼をとの少数政党。選挙前から二大政党の仲間入り。
 ケータイと同様に1つの手のひらの上で踊らされているのかも知れない。ただ見えるデザインだけでは物足りない。単純だが個性を付加した機種を選んだ。
 それは防水性 耐衝撃性が付いただけ、でもケータイ本体の安心を得た気持ちには役立つ。9条の存在する日本国憲法のようなもの、とは大袈裟か。
 まだ水中に沈めるとか投げたりして性能を確認してはいない。機種を見て説明書を読み触っただけ。何回目の機種変更だか?政権変更がありそうな選挙で憲法が改正されないことを願う。軍事や圧力での防衛ではなく、安心の平和をいつまでも。

名乗った人から

2009-07-20 | 平和を
 病院に行く途中に「お久しぶり‥‥」と立ち話をする。身内以外のたった1人の、ブログ紹介者でもある。地元でも他にブログとかウェブサイトをやっている人を知っているが、お互いの関係は持ってない。
 その日出会った人とは私のブログ名を伝えてから後、初めての再会だった。その間に私は時々ページを訪問して全てではないが、まとめ読みさせてもらっていた。
 内容の質はまったく異なると言っても良いが、双方とも個性的ではある。会っていないのによく会っているように思うのも、日記のページのおかげだろう。
 最近の私を尋ねられ、その話にちょっとびっくりした。なにも驚くことはなく、私のブログも見てもらっているんだとうれしくなる。逆に私も、知らない日々を会話ではなく文字や画像とそれ以上の範囲を広げて親しみをより感じさせてもらっている。その日は短い挨拶だけ、だが物足りなくても画面ではいつでも見れる。
 パソコンやケータイからの関係、手紙や電話とはひと味違う近さが進歩しつつある。これからを生きて行く人間社会がマシン文化だとすると、現在はまだ生存している思いやりとか繊細な人の心など絶滅も危惧する。
 もうすぐ衆議院選挙も始まる。有権者が巨大マシンの誘導操作を拒否し、自分のため、家族の将来の平和な幸せのための一票をと思う。

置き去りにされた

2009-07-19 | 共に
 私一人が自転車に乗ってでも、参加する予定だった。「駄目また死にかける気なの、今度やったら世話はしないから」との言葉を頂いた。私も4回目は遠慮したい。
 車で送ってもらうことになり、それまでの時間を別の用件に使うと決めた。電話があり「○○さんがスイカ要らないかって」自家製初物のお裾分け、もちろん予定に加える。
 次はメールで「行かないか?」と私の予定している場所への誘いがあり、本人行く気になり「私が送って行くから‥」で運転手も交代になる。私にとってはちょっぴりまずい展開も予想される。
 目的地に到着して一緒に車を降り建物に入った。いろいろ見て回り終わりに近づいたころには、気づくと2人別行動になっていた。一緒に行っても最初から関心度が違うのと、その時間を耐えられるかが心配になっていた。
 ポケットの中でケータイの呼び出し音が鳴っている。外に出ている姿を見つけて話をする。私に預けていた車のキーを渡すようにとの指示だ。もう帰るつもりになっていて、私も急いであと少しの残りを見ることにした。
 またケータイが鳴るが、他に道具を持っていてすぐに出すことができない。靴を履きながら外に駆け出し、そばに来た車に向かって手を振り「ちょっと待って」と声かけた。
 建物をふりかえり車を見ると消えていた。たまにある置いてきぼりだ。暑さに負けそうになりながら、やっと家に帰るとちゃんと待って居てくれた。でもやっぱりすぐにすれ違う。

もしかして今日

2009-07-18 | 共に
 朝、仕事に出かけるところで雨が振り始めた。通り雨かも知れないと上がるのを待つが本降りとなり諦める。疲れも溜まっているので布団に入り体を休めることにした。
 雨音を聞きながら目をつむっていると、今日の予定が気になって来る。もしかして学級会の日。もう早くに欠席のハガキは投函した。 でも雨の降るのがわかっていれば、出席にしていても良かったと今になって思う。
 同級生会は大勢の参加者があったかどうかも気になる。誰かに会えば尋ねてみよう。つい考えてしまい休めない。今さらどうでもいいだろう。そんな気分を切り替えるため、寝るのを止めた。
 「ちょっと出かける」と言う一人。横から私に「どうせなら一緒に行ったら」ともう一人。そう言って私が行く気になると「だったら私もつき合う」‥‥結局は家族全員一緒。
 私は今までの後部座席から助手席に席替えとなり、良く見え見られる分だけ注意力が必要となる。走行時の車中の居眠りの心地よさを、堪えられるかどうか
 今回はトンネルを抜け町に入ると眠さより、また同級会を思い出してしまう。
会場のホテルがその町にある。数百メートル離れた場所にみんなが居る。気持ちでは私も一緒を感じていたい。無理して欠席が、私の本音とずっと前から知っている。

降ろす力を他に使えば

2009-07-17 | 平和を
 自民党総裁でもある麻生首相内閣に対する野党側の内閣不信任案は、衆議院本会議での与党自民・公明党らの反対多数で否決された。自民党内の反麻生派も全員が、麻生内閣不信任案をなぜか拒否した。国会の場で日本国民に反麻生を覆す決意表明を見せたのだ。
 なのに自民党内はその後再び反麻生の動きを激しくするのは、民主主義にも反している。党名の自由と民主主義を泣かすのは今に始まったことでもないが。 
 まるで戦国時代の下克上。国民を向いていない国会議員の私利私欲か権力欲かのようなみにくい争いをいつまで続ける。
 民主党の鳩山代表は自民党の現状を「まことに嘆かわしい・・・」と公言する。だが代表自身の故人献金問題など、国民の納得する説明責任すら放棄したまま。党の自浄能力低下とか、どっちもどっちと思ってしまう部分は多々ある。
 現在の自民党を見ていて、とても次の政権を任せられないと思うのは当然だろう。民主党にもダミー献金事件の小沢副代表ら自民党と根っこは同じの?勢力は多い。
 民主党単独政権となっても、野党時代の政治をできるかどうかは微妙。分裂自民と手を組むか、それとも夢の大連立を決行するか。
 どちらにしても喜べない。邪魔な憲法9条削除のための憲法改正の暴走が迫る恐れ。日本国憲法を遵守し平和な国を継続さすには、虚構の自由民主・公明・民主などの政党名ではなく、本物になることが国民のためは欠かせない。

すぐそばで

2009-07-16 | 日々
 暑いと言うより熱いの言葉が近いかも。蒸し暑い日が続くが、日影でだけできる仕事はこの季節わが家にはない。
 「日焼け止めを塗っておかないとだめよ」とは毎日のように聞かされている。私にとって日焼け止めは化粧品の1つで無関心だった。最近ようやく気になり数日塗ってみた。
 まだ塗り忘れることが多く、今日も忘れていた。帽子は被っているのだが顔や首など陽射しの強さを感じると、日焼け止め忘れたをことが気になる。
 ちょっと一休みするかと、体を仰向け寝た。頭は高い石垣近い草むらでマムシはおそらくいないだろう。しばらくだったら上半身だけが日影の場所だ。
 マムシの不在はスズムシかコオロギがきれいな羽音を響かせていたから。でも考えればマムシは餌の体温を感知し攻撃するのだから、昆虫より人間の噛まれる危険が大なのだ。 寝転ぶと止むはずの虫の音が鳴り続ける。いつもの耳鳴りより高い。それはすぐそばから聞こえてくる。夜の虫の音は近くを歩くとすぐぴたっと止まる。
 なのに昼間はなぜ休まないのか、ものが見える安心感からだろうか、それともあまりの暑さに寝ぼけている。スズムシかもと聞いていたが、ほんとはコオロギ。夜と違って一匹もいい、暑さに負けるなと励ましたくなる。

聞かせてくれた

2009-07-15 | 追憶
 犬にはすまないが、30度以上になる気温の暑さと畑や道端の除草剤散布を心配して仕事に一緒に連れて行くのは休んでいる。
 今日は犬小屋とその周囲を覆うように、日除けネットを張ってもらった。夏でも毛皮で頑張っている。風とネットのおかげか犬は自分で掘った地下室にも潜らずに、地面に寝転がっている。
 昼間のお出かけを我慢している反動ではないだろうが、家族が仕事から帰って来た時の喜びの表し方はかなり派手。
 その後「散歩は行ってるから」と聞く。でも私との散歩は別のものと、犬は勝手に決めている。別々にまた行けると喜んでいるのを見ると、連れて行くことにはなる。
 1日に3~4回の散歩で満足しているとも思えない。風の吹く日は車に乗せて行き、山の木陰で半日待たせてやりたい気持にもなる。
 夜また散歩をせがむので一緒に家を出る。カーブした道路脇で草の生えた地面を嗅いでいる。何度も鼻先に私は足を置きしつこく邪魔をしてみせた。
 犬も気分が変わったのか、じっと遠くを見続け始めた。何かを見つけたには違いない「ワン」と吠えた。山彦が「ワン」と返って来る。
 犬と山彦が同じ間隔で繰り返し聞こえる。知らない人だと一匹かと思うかも、そこから山彦が聞けるとは知らなかった。この歳で自分の大声での山彦を確かめるのは恥ずかしい。犬のおかげで聞けたのだが、犬は山彦が自分の声だとわかっただろうか。長く吠えさせて、ごめんなさい。

終わって始まる

2009-07-14 | 平和を
 東京都議選の最終日と投票日に、ニュースを見聞きすることは一度もなかった。予定通りラジオを持参すればとよかったと後から思う。
 新聞を購読していない家のテレビで、その家族が報道番組を見ているのを知らない。頼めばインターネットからでもニュースは入って来るのだが、遠慮ではなく自分自身を抑えている。
 まあ今どき政治物の報道番組となれば、もうすぐ衆院選挙というのに、自民・民主の与野党2党が主役のまるでバラエティー風。とても国の政治を良くする考えなど無いようにも見える。
 報道側や国会議員だけの責任でもないか。都議会議員候補では選挙3日前に民主が選んだ人物までが自民を破って当選した。選択肢はただ民主党だから?
 結果は都議会議員選挙は自民党が大敗し、与党第一党の座は民主党に明け渡すだけのこと。都議会実質与党は自民・公明・民主など単に順番が代わっただけでなければいいが。
 都議選は地方選挙で国政選挙とは関係無いと、選挙中から弁解していた政府首脳たち。麻生首相は最悪のシナリオのまま、衆議院選挙を8月30日投開票とした。
 自民党内は大揺れ状態とも、政権交代は気になる。民主党も民意の流れで棚ぼた拾いの政権獲得を狙わず、国民の幸福と平和の将来を見据えた具体的な政権構想を示せるか。
 第2自民党や2大政党化を期待してはいない。少数意見が拒否されない社会を望む。

お願いされ

2009-07-13 | 共に
 先月から「他のはいいから、水泳大会には絶対に来てよ」と孫娘に頼まれてはいた。行きたいが空約束を避けるため、練習日前まではっきりできなかった。
 当日朝に早起きして走る。本人一人が家にいて明るい本気の笑顔で迎えてくれた。こんなに喜んでもらえれば来るだけのことはある。
 練習を見に私たちが来たとは、一日一緒に過ごせ泊まること。地元で開催される県の水泳大会だけど、全国大会への選手選考を兼ねている。「いい成績は出すのは無理だけど‥‥」自分の力を知っている。それも練習と各地の大会など、お母さんの応援があるからこそ。
 力一杯泳ぐ姿をおじいちゃんおばあちゃんたちにも見て欲しいのと、会えるのがうれしい気持が伝わって来る。
 翌朝は会場に6時45分集合!で、早寝早起きして無事間に合う。それから孫娘とは別行動での夕方までとなる。2~3番目に入ったはずが、父兄の応援席の椅子にはバックなどが置かれ昔の満員列車やバスの席取りを思い出す。
 上の通路を割当てられた2チームが下の座席を先に占領しているルール違反。私たちは何とか座れたが、結局は誰も座らず物置台で終わった椅子が幾つもあった。
 県北の公園にある室内25mプールの二階応援席は、チーム女子のにぎやかな声が主役。泳方違反やスタート違反しての失格も多く悔しさも感じる一方、大会新記録もたくさん出た。孫娘は参加することに意義があると何種目もを泳いだ。 お疲れさま。

思いを残して

2009-07-12 | 追憶
 遠い過去のことだが、友人を事故で亡くした。その後しばらくして友人の家の親戚だという人から、良く行き来して相談や力にもなっているとかの話を聞いていた。
 だったら友人の家族に渡して欲しいと、私が大切にしていた友人の想い出の品をその人に託した。だが後々、彼は手渡すことなく自分の手元に持っているのを知り悔しかった。
 近年もまた知人を数人亡くした。その人その人の想い出を心の中に保存している。品物など故人とのつながりのある品を、もらったりあげたりしたこともある。
 亡くしてすぐに実行する人、時間をおいて例えば数年を経ての人もある。思い出す数を双方でだけでなく、できるだけ多く人と多くの想いを維持したい。
 身近な者となればより気持が強くなる。私との関係が生まれる以前からの、想い出までが詰まった日々は亡くした後も続いている。
 家に心に私が持っている想いの全てを、残された人たちに見せることはない。だけど一部の人にはある程度を話している。時期が来てまだ必要だというのなら渡すつもりだ。
 両親が生前わが子が使っていた部屋を、ずっとそのまま残している様子をテレビなどで見る。気持では同様で月日が経つにつれ、その共にの思いは重さを増す。