忘却への扉

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日の丸 ニッポン

2010-02-21 | 平和を
 バンクーバーで開催中の冬季オリンピックは日本チームや選手関連の報道が過熱気味。日本のためにぜひともメダル獲得を、日の丸を背負って、胸に日の丸を‥ニッポン!! ニッポン!! ニッポン!! と
 まるでオリンピックは日の丸・ニッポンが主役で日本国のためにスポーツはある。日本からの選手を応援し期待はするが、特にテレビ番組での過剰な報道と応援ぶりをこれでもかこれでもかと見せ付けられると、もう少し静かに観たい気持ちになる。
 冬季オリンピックに出場上するチームや選手と聞くだけで、寒さの苦手な私は誰にも声援を送りたくなる。世界規模のスポーツ競技の大会であって闘争の勝ち負けを戦う場ではないはず。
 古代ギリシャにあった都市国家スパルタの競技場では命をかけた闘いと観客の場面が。まだ60有余年前に日本では侵略戦争への出征兵士を日の丸を振り送り出した。それは日本人に限っても約320万人からの犠牲者を出したのだ。
 白黒のニュース映画や報道写真に見た戦時中の日の丸の旗を振る人の群れや当時の身近な大人たちの話と重なっている記憶が、現代の日の丸をいまだきれいだとは認められないでいる。
 外国人選手の活躍も日本もメダル有力候補以外も同様に知りたい。あくまでも競技で国対国の力の差を確認するのが競争目的ではないと思っていたい。