2012年2月4日のブログ記事一覧-八丈島のおいしい暮らし

山地酪農へ★八丈牛乳の新しい未来

2012年02月04日 09時11分41秒 | 島の暮らし

みなさま、おはようございます！海風おねいさんです。

八丈島の今日のお天気は、西の風やや強く、曇り時々晴れ、
最高気温は11℃の予報です。
※波浪注意報が出てますが、定期船・エア便共に通常通りです。

昨日よりは暖かな予報ですが、まだ陽射しが出てないせいで、
あまり暖かく感じませんね。晴れ間がほしい八丈島です。

皆様、昨日は恵方巻きを召し上がりましたか？
わが家ももちろんあさぬまの恵方巻きを北北西に向かっていただきましたが、
昨年はぺろっと平らげた1本の恵方巻きが、あれ？あれ？あれ？？

今年はかなり苦戦しました～食べきれないかと思っちゃった。

あさぬまの恵方巻き、昨年より少しボリュームアップしたかな？
それともわたしの胃が縮んだ？（その割に体重は減りませんが）
しかし無事に無言で完食。今年もいい年でありますように！

さて、一昨日、「楽農アイランド」代表の小宮山建さんからお誘いいただいて、
小宮山さんが新しく創ろうとしている山地酪農の牧場見学に行ってきました。
場所は、三根から永郷へ入る辺りの山の中にあります。

牛舎を自分たちで作る「楽農アイランド」代表・小宮山夫妻

一昨日のすごい冷えと強風の中、ご夫妻で牛舎を作っているところでした。
山の中は、ものっすごい寒かったですよ。

海風おねいさんはフリースにベンチコートを重ね着して、着ぶくれても寒かったです。

「動いてればぜんぜん寒くないよ」と仰る小宮山さん

すごいな～今年で66歳の小宮山さんのこのバイタリティ！！
小宮山さんをここまで熱くするものは、いったい何なんでしょう！？
それは「八丈牛乳」をよりよい牛乳にしたい熱意に他なりません。

◎小宮山さんが実現したい「山地酪農」とは？こちらをご覧ください。

八丈牛乳は「ふれあい牧場」の牛から搾られていると思っている方が多いのですが、
実は違います。「ふれあい牧場」は牛を育てるための牧場です。
ふれあい牧場で大きくなった乳牛は、牛舎で飼われて牛乳が搾られます。
買いやすい価格で市販されているほとんどの牛乳は、
牛舎で飼われ、配合飼料を食べている乳牛から搾られています。

小宮山さんの夢は、より自然に近い環境で育った牛から搾る牛乳提供です。
そのために、この山地酪農に着手することにしたそうです。

画像ではわかりづらいですが、中央辺りにタマシダがたくさん生えています。
ここを囲って、先ずは雄牛の仔牛を2頭育てるところから始めるそうです。
この場所は、先ほどの牛舎を作っている場所と繋がっています。
ゆくゆくは放し飼いにするのですが、まだ仔牛なので、
牛舎で育成するところから始めて、徐々に環境に慣らしていくそうです。

雄牛の育成に成功したら、牝牛の仔牛をここに入れていきます。
試行錯誤の山地酪農経営の完成は、数年後になるかもしれないとのこと。
この辺りの広大な敷地が山地酪農を行う牧場に考えられています。

山を切り開いて道路を作るのが大変だったそうです。
すごいな～ほんとにすごいとしかいえない。
心から成功を祈っています。その牛乳をぜひ飲みたい！

いつかだれかが植えたものでしょうが、野生化したみかんが生っていました。
手の届かない高い場所にあるので、落ちているみかんを拾って食べてみました。
種が大きくてすっぱい昔のみかんの味でした。

いろいろ品種改良されて、便利に安いものが手に入る時代ですが、
本当に大切なことをしようとしている地元八丈島の産業は、
わたしたちが支えていかないといけません。
皆様も「八丈牛乳」が目指す方向をぜひ応援してください。