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雪下ろしの注意点

2015-03-08 22:08:08 | 雪国の家づくり講座
雪下ろし作業に使う道具です


○ヘルメット

 必需品です。
 必ずかぶりましょう。

○安全帯

 命綱を張って作業をする場合に使います。
 作業効率は著しく落ちますが、危険な場所では必需品です。


○スノーダンプ

 屋根に上がる時の屋根鼻の雪庇落し用に使用します。
 スコップよりも作業性は上がりますが、雪を遠くに飛ばしたい時は使えません。
 「雪トイ」を使う方が断然楽です。


○アルミスコップ

 主に、このスコップを使います。長岡の雪は重くて硬いので、このスコップは必需品です。
 雪が氷の様に硬い場合は鉄製の「剣スコップ」を使う事も・・・


○アルミ製・長スコップ

 軽い雪用。新雪の屋根雪など、柔らかい雪に使います。硬い雪に使うと、アルミ面が割れてしまいます。




雪下ろし作業時に注意する点。



雪止めアングルの位置を確認します



雪止めアングルの上に足を乗せ、常に安定した状態を保ちながら作業を行います。
雪を全て下ろして屋根葺き面を露出させると滑りやすいので、少し屋根に残しておきます。


瓦屋根は特に滑りやすい



瓦屋根は勾配が強く、さらに焼き瓦でツヤの有るモノは滑りやすいので注意が必要です。


勾配の強い瓦の場合は「安全帯」を・・・



瓦屋根で滑る危険性が高い場合は「安全帯」を用いて作業をします。
命綱を片手で持ちながら、足をしっかりと雪を抑えつけて立ち、もう片方の手でスコップによる除雪作業をする重労働となり、作業効率は著しく低下してしまいます。

命綱を掴まないで、滑って宙づりになると、腰が締め付けられて重傷を負う場合もあります。命は助かりますが半身不随となる事もあるので、作業は慎重に行う必要があります。



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   株式会社 藤川建設は・・・

  長岡市で注文住宅を手掛けています

  越後杉で家づくりをしています。








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