薬剤の併用禁忌に関し、医薬品添付文書に「クラスⅠA(キニジン,プロカインアミド等)又はクラスⅢ(アミオダロン,ソタロール等)の抗不整脈薬を投与中の患者」という記載が見られる。
この中で、「・・・等」の中に、まだ複数の医薬品が含まれていることを、どの程度意識されているのだろうか。
とくにクラスIAにおいて、現在キニジンはそれほど使用されているとは思えず、むしろその中ではジソピラミド製剤やシベンゾリン製剤のほうが使用されているだろう。
併用禁忌がより意識されるよう、対象となる薬剤を例示するにあたり、
(1)キニジンではなく、ジソピラミドやシベンゾリンを掲げてはどうだろうか。
(2)クラス1aやクラス3に分類されている薬剤を、すべて挙げてはどうだろうか。
(1)では、繁用薬剤というのはその時代によるので、時間経過とともに変動するのであればその都度、記載内容を変えることにもなりかねない。
(2)では、その分類に含まれる薬剤数が多いと、それだけで文章が長くなり、かえって薬品名がその中に埋もれてしまい、見落としかねない。また添付文書の記載が冗長になる。
これらを考慮し、「・・・等」が適当である、と判断されているようでもある。
そうならば、抗不整脈薬について、それはVaughan Wikkiamsの分類で、どこに分類されるかを知っておかなければいけないことになる。クラス1には、a~cまで3分類、その他にクラス2、3、4、計6分類。さて、それらを覚えられているだろうか。
ちなみにクラス1Aおよびクラス3に分類される抗不整脈薬が併用禁忌である薬剤は、現在のところ、限定的である。
・アベロックス錠
・アンカロン注 ※錠剤は対象外
・フェアストン錠(およびそのジェネリック)
・レビトラ錠
これらの薬剤が処方されている患者の薬歴を、遡って調査してみたらどうなるだろうか。案外、クラス1Aやクラス3に分類される抗不整脈薬が定期処方として使用されているケースが見つかるのではないだろうか。
この中で、「・・・等」の中に、まだ複数の医薬品が含まれていることを、どの程度意識されているのだろうか。
とくにクラスIAにおいて、現在キニジンはそれほど使用されているとは思えず、むしろその中ではジソピラミド製剤やシベンゾリン製剤のほうが使用されているだろう。
併用禁忌がより意識されるよう、対象となる薬剤を例示するにあたり、
(1)キニジンではなく、ジソピラミドやシベンゾリンを掲げてはどうだろうか。
(2)クラス1aやクラス3に分類されている薬剤を、すべて挙げてはどうだろうか。
(1)では、繁用薬剤というのはその時代によるので、時間経過とともに変動するのであればその都度、記載内容を変えることにもなりかねない。
(2)では、その分類に含まれる薬剤数が多いと、それだけで文章が長くなり、かえって薬品名がその中に埋もれてしまい、見落としかねない。また添付文書の記載が冗長になる。
これらを考慮し、「・・・等」が適当である、と判断されているようでもある。
そうならば、抗不整脈薬について、それはVaughan Wikkiamsの分類で、どこに分類されるかを知っておかなければいけないことになる。クラス1には、a~cまで3分類、その他にクラス2、3、4、計6分類。さて、それらを覚えられているだろうか。
ちなみにクラス1Aおよびクラス3に分類される抗不整脈薬が併用禁忌である薬剤は、現在のところ、限定的である。
・アベロックス錠
・アンカロン注 ※錠剤は対象外
・フェアストン錠(およびそのジェネリック)
・レビトラ錠
これらの薬剤が処方されている患者の薬歴を、遡って調査してみたらどうなるだろうか。案外、クラス1Aやクラス3に分類される抗不整脈薬が定期処方として使用されているケースが見つかるのではないだろうか。
電子薬歴では併用されていた場合警告表示が出る。
いずれにしても勉強会。
1回、エピソードとして学んでおくと、次から「いつもお飲みのお薬がありますか、心臓の薬をずっと飲んでいるようなことはありますか?」などと言葉が口をついて出てくるんだと思います。