何かをすれば何かが変わる

すぐに結論なんて出なくていい、でも考え続ける。流され続けていくのではなくて。
そして行動を起こし、何かを生み出す。

「もうこの会社やめたい」と思ったとき読む本

2010-01-26 21:43:25 | Book Reviews
『「もうこの会社やめたい」と思ったとき読む本』 古田英明・著、大和書房、2004年8月15日

p.48 モノとカネは何とかなっても、人材が足りない。人材だけはどうしようもない。

p.50 働く側の人生の充実と会社の利益は決して相反するものではなく、むしろ合致すべきものなのです。したがって会社も成果主義の名を借りて、使い捨ての発想で人を雇っていては長期的な利益は上げられません。
 「人を育て、会社も育つ」という風土を持つ会社かどうかは重要なポイントだと思います。

p.55 仕事に対する人間の意識レベルというのは、まず一番下に「仕事はゲームだ」というような表面だけの層、その上には二番目の「命懸けで仕事をする」という層があって、もっと高い所に「命そのもの」という三番目の層があるという具合に、だいたい3つくらいの層に分けられるのではないかと思っています。

p.66 転職においても、あえて給料が下がるとか仕事が厳しくなるような転職先を選ぼうとしているのなら、おそらくその判断はそんなに間違っていないでしょう。

p.69 誰でも、すべての勝負に勝ち続けられるわけではないのですから、負けがあるのは仕方ありません。そのときに「自分にできるだけのことはやった。しかし認めてもらえなかった。ということは負けたんだ」ときちんと認識していればいいのです。「自分が悪かった」と素直に認められる人は、転職で失敗することはまずありません。

p.123 私は、この「(仲間に)認められる」ということこそ、働くことの最も大きなリワード(報酬)なのだと思っています。

p.135 「キャリアアップ」という言葉のなかに含まれている勘違いとして、「俺が」「私が」という、自分優先主義、自分勝手主義があるような気がします。

p.137 ましてや普通のビジネスパーソンであれば、必ずその仕事を支えてくれる人が周りにいるわけですから、その人たちが幸せにならない限り、自分自身の向上もないのだということは肝に銘じておいていただきたい。

p.139 会社を見るときに一番大事なのは、経営者の志。つまり、経営者が仕事を通じてこの世の中に何を成し遂げようとしているのかということです。

p.194 働くということは「傍(ハタ)楽(ラク)」、つまり自分の周り(傍)にいる人たちを楽にすることだというのが私のポリシーです。
 つまり、周りの人を楽しくさせることも、働くことの大きな要素だということです。


 まず経営が成り立たたなければいけないという考えと、成果主義(優先)とどれほどの違いがあるのだろうか。
 収益を確保するために出費を抑えて、新たな投資に慎重となり、投資を控えて既存の路線から外れないようにすることは、自分たち経営者側を守ろうとしていることであり、縮小均衡に陥っていることではないのだろうか。

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