新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
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コニシキソウ:小錦草(小さい“コニシキ”)

2005-10-11 06:52:24 | 植物観察1日1題
舗道の縁石のわずかな隙間にへばりつくように茎を伸ばしているごく小さい草があります。
コニシキソウ:小錦草(トウダイグサ科)は、明治初期に渡来した北アメリカ原産の帰化植物で現在は各地の畑や道端に見られます。
在来種のニシキソウに似ていて、葉や花が小さいのでコニシキソウの名がついていますが錦のニシキとは、葉が緑で茎が赤いので元来は二色草であったのではないか見るひとがいますが、江戸時代の書物にすでに錦草で載っているそうで、葉、茎、花、実などの色を合わせて錦と見たのかも知れせん。
葉の表面に暗紫色の斑点があることや、種子の表面にわた毛があるなどでニシキソウと区別できます。
誰にも顧みられることのない雑草ですが、一度屈んでよく見てやってください。ちいさいなりに一生懸命に花をつけ実を結んでいる姿をみることができるでしょう。