ママコノシリヌグイ：継子尻拭（児童虐待の元祖）

継母が継子を苛めるために、棘の生えた草でお尻を拭かせるというのですから、恐ろしい名前もあるものです。
ママコノシリヌグイ：継子尻拭（タデ科タデ属）は、日本各地の野原や道端に自生する多年草で、秋、枝先に桃色の花を金平糖状につけます。角が鋭く尖った三角形の葉を持ち主要脈に沿って棘がありますが、なんといっても特徴はその茎で、下向きに鋭い棘がびっしりつき、これでほかの植物に寄りかかって伸びて行きます。
この草を一度見て、この名前を聞けばまず忘れることがないでしょう。今ならとても許されないような名づけですが、覚えやすいという点でなかなかいい名前です。