新・むかごの日記

高槻市に在住の、人間と自然が大好きな昭和1桁生まれの爺さんです。
出かけるときはカメラ連れ。
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ボントクタデ:凡徳蓼(不公平な名前で損)

2005-10-08 06:11:43 | 植物観察1日1題
甲山森林公園の水辺に何種類かのタデ科の花が咲いていました。
ボントクタデ:凡徳蓼(タデ科)もそのひとつです。まっすぐ立った茎がすらっとした形に伸び、長い花穂に花がまばらにつき先が垂れ下がっています。
花の萼片は5深裂し、白色で上半分は紅色になり、花弁はありません。雄蕊は8個で、花弁状の萼より少し短くなっています。
ボントクの名は、役立たずの愚者をあらわすポンツクがなく役に立たないというのです。
同じ仲間でハナタデと呼ばれる草があります。草の姿も花の形も色もほとんど同じなのに
片やハナタデ、こなたポンツクではあまりにも不公平な名づけです。