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技術屋OBの環境問題独り言

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核兵器の抑止力には、小型の使用しやすい核兵器か?

2018-02-04 | 核エネルギー・原子力問題

トランプ大統領が新たに発表した「核戦略見直し」(NPR)では、小型の核兵器を開発して、実際に使用でききる装備に転換する。

従来の超大型の核兵器では、破壊力が大きすぎて、ピンポイントの対象攻撃施設を破壊するには、不向きである。

トランプ大統領の声明では、「多大な脅威に対応するため。柔軟性を持つ戦略だ」と言いだした。

つまり、北朝鮮を先行してピンポイントで、核兵器施設を破壊するには、小型の核兵器が使いやすい、との本音である。

米ソ冷戦時代の核兵器開発競争の行き着く先は、双方とも、「都市攻撃を実行するには、破壊が強すぎて、とても発射ボタン通す覚悟はできない、という、相互破滅の恐怖で、戦争を始めないとの抑止力である。

国際紛争の解決手段として、敵の重要施設をピンポイントで破壊できる能力の小型核兵器が、精度高い納涼で命中できると、話は変わる。

これが、実戦配備された場合に、紛争国の指導者は、核兵器の発射をためらう心理になるか、発射の誘惑にかられるか?

敵の指導者はそう考えるならば、その先に攻撃をしたほうが、自国の国民を安全を守れると、有利に考えるはずだ。

間違いなく、戦争抑止力ではなく、開始の誘惑増強材になるだろう。


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