2019年12月2日からスペインのマドリードで、国連気候変動交渉会議(COP25)が開催される。
年に一度の重要な国際会議であるが、安倍晋三首相は、今までのこの会議には、すべて逃げ腰であった。
今回も自分は出席しないで、新任の小泉環境大臣を送り込むだけであるから、世界で最も重要な国際会議から逃げ続けている。
それは、パリ協定における2030年目標の設定が、「日本は最も消極的」な情けない数値目標であるからだ。
日本のゾンビ産業である「石炭火力発電業界」の意向を汲んで、いまだに先進国の中で、石炭火力発電書を15機も建設し、さらに建設中の設備も停止せずに、そのまま完成させるつもりなのである。
そして、2030年時点での石炭火力発電の電力割合は、37%以上なのだ。
世界が求める水準は、2030年には、すべての石炭火力発電を停止する、と宣言することを、日本に期待しているというのに、・・・!
これでは、日本の政府は世界中からの非難を一身に浴びることになる。
だから、次期首相候補の筆頭にある「小泉進次郎環境大臣」を送り込んで、自分のだらしなさを、カモフラージュしようとしているのだ。
幸いなことに、アメリカのトランプ大統領は、パリ協定から離脱を宣言して実行したから、トランプの陰に逃げ込むこともできる。
これで削減目標の引き上げをしない理由ができた、と安堵している!