魂の意味に気付き、そこから表現行為へと転化できるのは、因果関係を求められない詩人が一番なのかもしれない。大多数の人はそれに気付かないまま、時を過ごしてしまうのだろう。
毎日、魂のことばかり考えている。そして、これを考え抜くことこそが、芸術を考え抜くことだという確信が、私にはある。
IMF声明を御用メディアの読売新聞が垂れ流し、その錦の御旗の下、財務官僚が政治家に圧力をかけて消費増税。増税分は社会保障ではなく米国債購入に回り、官僚はIMFに天下るという構図。
「消費税率、最低でも15%に」…IMFが声明(読売新聞)headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140530-…
以前ツイッターで、「無駄な努力はしたくない」という言葉が流れて来て気になっていた。私もそう思ったことはあるけれど、そう思う人に、ぜひラテン語の金言”Per aspera ad astra「困難を通じて星々へ」"を届けたい。 en.wikipedia.org/wiki/Per_asper…
セロニアス・モンクのピアノは、エリック・サティ等のミュージック・コンクレートの流れから影響を受けていたのだろうか?
“Thelonious alone in San Francisco - FULL ALBUM (1959)” youtube.com/watch?v=g4mVNZ…
セロニアス・モンクは物理学と数学の天才だったと伝えられるけれど、彼のピアノの表現は、あたかもブラウン運動を目測しているかの様だ。
@sudoori 死の床で、正岡子規は何かを見たことは確かでしょうね。私も考えてみたいと思います。
@cat_fukao 普通に考えるともちろんジャズの流れだと思うのですが、もしかしたらミュージック・コンクレート的なものからも影響を受けていたのではないか、と思いました。
連続ツイート 「バゾン・ブロックと語るフルクサスとヨーゼフ・ボイス」
(バ1)ヨーゼフ・ボイスと一緒にドイツ学生党を立ち上げたBazon Brockから、興味深過ぎる話を沢山伺った。インゴ・ギュンターから彼は伝説的な人物だから、ちゃんと話を聞いた方が良いとは伺っていたけれど、まさかこれほどの知の巨人だとは思わなかった。
(バ2)バゾン・ブロックによると、マチューナスのフルクサスの考え方はあくまでグループを売り出す為の宣伝的な要素が強く、知的なレベルで言うと貧しいものだった為、ドイツ側の作家たちはマチューナスにはあまり同調していなかったとのこと。これがヨーロッパ・フルクサスの実像だろう。
(バ3)ボイスとブロックらの4人がデュッセルドルフにて立ち上げたドイツ学生党の狙いは何だったのかと言うと、政治活動を行うのではなく、町中のバーを大学にしてしまい、そこで交わされる会話に大学の講義と同じ機能を持たせることを目指すものだった。
(バ4)ドイツ学生党のロゴの中に、帝国宝珠と赤十字の二つの十字架が並んでいるのは、この十字架二つをシスターにする必要があったからだと言う。またボイスのブラウン色の十字架は、ドイツ国旗の三色旗である黒・赤・金をベースに着想したブラウン、すなわち地球を表す色だと言う。
(バ5)このブラウン色を考える時に重要になる、ドイツ国旗に表れている黒・赤・金の三色旗は神聖ローマ帝国時代に由来し、反ナポレオン戦争にて戦った民主主義ナショナリストによって使われたもので、黒は隷属、赤は流血の戦い、金は自由の光を意味する。
(バ6)ナチのパイロットだったボイスは第二次大戦中クリミア半島に墜落したが、そこはナイチンゲールが修道女(シスター)と共に派遣された場所だった。彼らの活動が赤十字のルーツとなり、修道女はドイツ語でKrankenschwester(病院のシスター)つまり看護婦と呼ばれる様になった。
(バ7)ベートーベンの第九に引用されたシラーの詩句「全ての人々がブラザーになりますように」を、ボイスはドイツ学生党のロゴで「全ての人々がシスターになりますように」と改変した。なぜならシスターは、兄弟の様に戦うのではなく、病人を看護する癒しの役割を持つからだ。
(バ8)つまり64年のアクション「マルセル・デュシャンの沈黙は過大評価されている」にて、ボイスは63年のベルイマンの「沈黙」を枕に、デュシャンがチェス作品にて扱った「オポジションとシスタースクエアは調停される」に対して、自らのクリミア墜落と反ナポレオン包囲をテーマに対峙したのだ。
(バ9)ボイスの表現を追って行くと、ナチスに利用されてしまったドイツのシンボリックなものを稀釈して調合するホメオパシー的な作用があることに気付く。美術史家の多くが、彼の難解な作品の理解に必ずしも成功しているとは言い難いが、私は何とかして彼のメッセージを理解し、紹介して行きたい。
以上、連続ツイート「バゾン・ブロックと語るフルクサスとヨーゼフ・ボイス」 でした。おしまい。
子供の頃、ナイチンゲールが言ったとされる「白いガーゼは綺麗なガーゼです」というセリフを初めて聞いた際に、この人は経験的な知を他者に説明するのが天才的に上手い人だ、と子供ながらに感じた。
フランスでストライキが多発するのは、自らが主権者であるという意識から始まった共和制の歴史が長いからだと思うけれど、 一方日本のサラリーマンがストをせずによく働くのは、共和制国家ではなく、事実上の立憲君主制であることと関係している様に思う。