上田秀人著『奥右筆秘帳 秘闘』講談社文庫 2010.6.15
おススメ度:★★★★☆
同シリーズ第6弾である。徳川将軍継嗣最大の謎、家基の怪死をめぐり、物語はいよいよ佳境を迎える。
家基の死の真相に迫りつつある奥右筆組頭立花併右衛門であったが、その彼を自らの陣営の手駒にしようと企む松平定信は立花のひとり娘瑞紀の元へ婿養子を送ろうとしていた。
だがしかし、奥右筆というものは不偏不党を持って成り立つもので立花併右衛門はひとり決然と覚悟を決めたのであった。
奥右筆組頭立花併右衛門が家基の死の真相に迫ることに良しとしないもう一つの勢力があった。それは乞食坊主に身をやつした覚蝉が本来所属する東叡山寛永寺円頓院の主公澄親王の一派であった。
親王はこのたびの家基の死の真相が立花によって暴かれるのを阻止すべく❝お山衆❞と呼ばれる武闘派僧侶の軍団を立花抹殺のため送り出した。
ここに至って奥右筆組頭立花併右衛門の動きを巡って三つ巴四つ巴の戦いが行われることになった。
そして家基の死の真相は思わぬ人物の口から明らかとなる。その真相たるものは誰もが想像すら出来ない深い深い闇の奥に存在した。今後どの様な展開になるのか全く予断を許されぬ事態となったのである。
おススメ度:★★★★☆
同シリーズ第6弾である。徳川将軍継嗣最大の謎、家基の怪死をめぐり、物語はいよいよ佳境を迎える。
家基の死の真相に迫りつつある奥右筆組頭立花併右衛門であったが、その彼を自らの陣営の手駒にしようと企む松平定信は立花のひとり娘瑞紀の元へ婿養子を送ろうとしていた。
だがしかし、奥右筆というものは不偏不党を持って成り立つもので立花併右衛門はひとり決然と覚悟を決めたのであった。
奥右筆組頭立花併右衛門が家基の死の真相に迫ることに良しとしないもう一つの勢力があった。それは乞食坊主に身をやつした覚蝉が本来所属する東叡山寛永寺円頓院の主公澄親王の一派であった。
親王はこのたびの家基の死の真相が立花によって暴かれるのを阻止すべく❝お山衆❞と呼ばれる武闘派僧侶の軍団を立花抹殺のため送り出した。
ここに至って奥右筆組頭立花併右衛門の動きを巡って三つ巴四つ巴の戦いが行われることになった。
そして家基の死の真相は思わぬ人物の口から明らかとなる。その真相たるものは誰もが想像すら出来ない深い深い闇の奥に存在した。今後どの様な展開になるのか全く予断を許されぬ事態となったのである。
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