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望月諒子著『ソマリアの海賊』幻冬舎 2014.7.25 1800円+tax
おススメ度: ★★★☆☆
ある日本の自動車メーカーの青年エンジニアがひょんなことからアフリカはソマリアまで行くことになった。その理由がまったく面白い。こんな発想は大好きだ。アフリカといえどもあのソマリアだ。ソマリアといえば海賊だ。青年京平はもちろん?海賊に捕らえられるが、身代金を要求される訳ではなく、妙な事件に巻き込まれる。
さて、その事件であるが、どうも読者には訳が分からない内容と展開となっており、これは作者の意図的な振り回し?なのか、はたまた作者の力量がない故の混乱なのか判然としなくなる。
僕の目から見ると、やはりソマリアそしてソマリア人への馴染みのなさ具合が浮いて出てきた感が否めない。
現地での調査、取材のしようもないことでもあり、同情はするのだが。
それとこうした小説には欠かせない武器や戦闘車両、装置等諸々のディテールが必要となるのであるが、巡行ミサイルへの取材調査と同じ程度には他の武器、兵器への調査取材をして欲しかったなぁ。
中間中弛みは否定できないものの、後半の展開は非常に面白かった。このプロットの展開で作者が提示した中東・アフリカ情勢の分析はとても興味深いものがあった。
おススメ度: ★★★☆☆
ある日本の自動車メーカーの青年エンジニアがひょんなことからアフリカはソマリアまで行くことになった。その理由がまったく面白い。こんな発想は大好きだ。アフリカといえどもあのソマリアだ。ソマリアといえば海賊だ。青年京平はもちろん?海賊に捕らえられるが、身代金を要求される訳ではなく、妙な事件に巻き込まれる。
さて、その事件であるが、どうも読者には訳が分からない内容と展開となっており、これは作者の意図的な振り回し?なのか、はたまた作者の力量がない故の混乱なのか判然としなくなる。
僕の目から見ると、やはりソマリアそしてソマリア人への馴染みのなさ具合が浮いて出てきた感が否めない。
現地での調査、取材のしようもないことでもあり、同情はするのだが。
それとこうした小説には欠かせない武器や戦闘車両、装置等諸々のディテールが必要となるのであるが、巡行ミサイルへの取材調査と同じ程度には他の武器、兵器への調査取材をして欲しかったなぁ。
中間中弛みは否定できないものの、後半の展開は非常に面白かった。このプロットの展開で作者が提示した中東・アフリカ情勢の分析はとても興味深いものがあった。
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