Chang! Blog
福岡のハングル検定準2級建築士、そして一児の父の[ちゃん]のブログです





 いよいよ、ウォーキング大会参加の日を迎えました。太陽はあい変わらずもやの中にありますが、天気はよさそう。
 ホテル隣の銭湯(4,000ウォン=400円)でさっぱりして、1日のスタートです。


 昨年、3日目の昼食で食べたククス(平打ち麺)の店が8時からやっているというので、朝ごはんに出かけてみました。
 水餃子も、この店の名物の一つ。あっさりした味わいで、何個でも食べられてしまいそうです。


 そして名物のクボガイのククス。7千ウォン=700円は少し高めにも感じられますが、海女さんたちが済州の海で採ってきた、地の貝がごろごろと入ってます。
 小さな貝だけど味がしっかり出ていて、これもツルンと食べてしまえる味でした。


 菜の花の中を歩き、会場へ。メールで送っておいた参加申し込み書は、きちんと届いていました。ただ申請サイトは韓国語にしか対応しておらず、事前申請は必須ではないので、特に外国人であれば当日受付でも問題なさそうです。
 無料参加と、12,000ウォン=1,200円の有料参加がありますが、記念品の有無程度の差でした。


 カウントダウンとともに、出発です!


 コンベンションセンターを抜けて海岸に抜けると、その名も柱状節理帯なる観光地に出てきました。
 まだまだコース序盤、あまり寄り道していると余裕がなくなると思ってたら、地元の方に「日本からですか?ぜひ見て行って下さい、今日は入場無料ですし」と一押しされたので、さっそく休憩(笑)。


 そこはゴツゴツした岩場の向こうに、水平線が広がる景勝地でした。朝から1杯やってるおじちゃん、おばちゃんも大勢いて加勢したくなりますが、コースは1kmも進んでいないので、先を急ぎます。


 透き通る海、さすがは東洋のハワイですね。




 黄色いリボンは今回のウォーキングコース、赤と青のリボンは済州島発祥のトレッキング文化「済州オルレ」のコースを示しています。全体の半分くらいはオルレと重複していて、済州の自然を楽しめるコースです。
 オルレの目印は久留米のコースで見るものと同じで、親近感が沸きます。




 坂道を下り、大浦(デポ)の港へ。のどかな港の集落です。
 海に向けて客席がガラス張りになった刺身屋が軒を連ね、意思の弱い者はリタイアの危機に瀕してしまいます。


 第1のチェックポイントへ。高校生のボランティアさんたちが大声で声を掛けてくれて、こっちまで元気になります。ペットボトルの水を1本、もらいました。
 10kmコースと20kmコースは、ここが分かれ道。曲がってしまえばラクだとの雑念を払い、直進しました。




 道路を横断するポイントには警察とボランティアの方が出ていて、誘導にあたってくれます。看板やリボンも要所要所に出ているので、地図を見ずとも迷うことはありませんでした。
 準備には何かと経費のかかる大会運営、ぜひ有料参加で協力したいものです。


 舗装路ばかりだったコースも、20kmだと変化が出てきます。疲れてきた足に、土の感触が優しいです。
 オルレのコース認定基準には、舗装路の割合が一定基準以下であることという条件があります。まさにオルレらしいコースになってきました。


 あぜ道沿いには、ビニルハウスのみかん畑も。韓国内で流通しているみかんは100%が済州産と言われるほどで、島中がみかん畑であるといっても過言ではありません。


 あぜ道が分岐していたので、入ってみれば水平線が広がりました。ここから見た海が、一番きれいだったように思います。


 漁港の雰囲気も、ひなびてきました。


 菜の花と海。済州島の春を象徴するような風景です。


 火山でできた島であることが、よく分かる海岸。溶岩の流れが今も残ります。八丈島の海岸を思い出しました。


 溶岩の海岸沿いにはオシャレなカフェがあって、またもコーヒーブレイクしていきたい誘惑に駆られます。ペースメーカーは、あちこちのウォーキング大会に出場しているヨメさん。
 物欲しげな目を向けてみましたが、答えは先を急ぐことでした。


 海岸を離れ、進路を北に向けます。


 済州島の風景を特徴付ける風景の一つが、溶岩の岩でできた石垣。家々だけではなく、畑の境界明示にも使われています。雑に積んだだけのようにも見えるけど、頑丈です。
 済州島じゅうの石垣をつなげれば、総延長は万里の長城を越えるという、真偽不明の話も聞いたことがあります。


 目を楽しませてくれる花々は、菜の花だけではありません。


 第2チェックポイントである、小学校へ。2本目の水が貰えました。
 グラウンドも開放されていて、お弁当を広げるウォーカーもあちこちに。ただトイレは使えないとのこと。弁当もなく、若干の便意を催していたので、先を急ぎました。


 というわけで次なる休憩ポイント、情報センターへ。男女兼用1箇所だけのトイレが開放されていました。
 お隣の住民会館では、結婚式の真っ最中。お幸せに!


 農業のイメージが強い済州島南部の集落に、今風のラボが。情報系の仕事なら、場所を選ばないってことでしょうか!?


 菜の花、みかん畑、水平線。済州島の象徴3つが揃い踏みです。
 ただ霞がかった天気は相変わらずで、女性陣二人はちょっと息苦しそう。離島ということで空気もきれいな環境を想像していただけに、辛そうではありました。


 なんでもない田舎道を歩けるのも、20kmコースの面白さです。
 石垣と白いRC造住宅の組み合わせは、どこか沖縄を感じさせる風景です。


 20kmコースの辛いところは、ほぼ「8の字」を描いていることで、ゴールのコンベンションセンターを目前にしながら、遠ざかる方向に歩かねばならないことです。意思の弱い僕は、ショートカットしてしまいたくなります。


 しかもこの心臓破りの坂。置いてきぼりを食らいながら、一歩一歩登って行きました。


 渓谷まで出ると木道になり、また雰囲気が変わりました。20kmという距離にすれば短い長さの中で、変化していく景色が面白いコースです。


 海を見れば、優雅に浮かぶ何隻ものヨットが。昨年はワインを傾けながら、豪華なクルーズを楽しんだことを思い出します。


 つばきを見ながら山を下れば、コースも終盤。


 コンベンションセンターに戻ると、以前に久留米を訪問してくれた方々の懐かしい顔が。僕の参加を聞きつけて、わざわざ待っていてくれたとのこと。再会の嬉しさで、疲れも吹き飛んでしまいました。
 記念品は残念ながら品切れとのことでしたが、完歩証を貰って満足、満足。達成感に浸ったのでした。

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