sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:ピーターラビット

2018-06-17 | 映画


予告編で、このうさぎたちのかわいさに身悶えしました。
今もなんども予告編見てる。かわいいなぁ。

映画は、牧歌的なものではなく、原作の「いたずら」がかなりの拡大解釈で
かなりブラックな仁義なき「抗争」になっています。笑
そのギャップが評判になっていて、そのブラックなセンスももちろん悪くないけど
わたしにとってはもう、ひたすらうさぎたちの造形の可愛さに尽きる。
どんな血で血を洗う抗争になっても、悪いことひどいことをしても
なくならないかわいさがすごい。
リアルっぽいうさぎが駆けまわるだけでメロメロだし。

かわいくキャラクター化された動物で好きなものがとても少なくて
ディズニーのアニメとかも、だいたい嫌い。
くまのプーも、ディズニーのやつは全然かわいいと思えない。
(原作の挿絵はすっごく好き!)
でもこの映画のピーターラビットたちは、結構いい感じにリアルなのです。
元々うさぎというものはリアルぬいぐるみ的な、かわいい造形のものなので
これをデフォルメする必要はないと思う。

お話は、ピーターラビットの絵本の設定を元にしてあるけど
あまり関係ないベツモノと思っていいでしょう。
あったことのないおじいさんから田舎の家を相続した几帳面神経質男子が
害獣としてウサギたちと死闘を繰り広げる中、
隣人の優しい女子(のちの原作者ビアトリクス・ポターのつもりらしい)によって
変わっていく、というような話です。でも、ま、お話はどうでもいい。
この人間男女は、特筆するものもないけど、うさぎの邪魔になるほどの存在感もないので
ちょうどいいです。
ああ、うさぎかわいい。

中でもすごく好きだったところは、
ピーターがウィンクをして、他のうさぎたちが、
え!うさぎってウィンクできるの!?ってびっくりして
ウィンクしようとして目をパチパチするけど、どうしても両目閉じちゃうシーン。
めちゃかわいい。ああかわいい。(かわいいしか言えなくて感想の中身がない)

そういえば、10年前にピーターラビットの原作者を描いた伝記映画「ミス・ポター」
見たのだった。
きれいな映画ですが、ポターが案外骨太でしっかりした女性だったのだとわかった。
うさぎではなく、この時代に珍しく自立した作家となった一人の女性を描いた映画で、
彼女は広大な湖水地方を開発業社から守るために買い取り
死後はナショナルトラストに遺贈し、守りきったという人だったのでした。
ただ、ネットでビアトリクス・ポターはメルヘンな人ではなく、
過激な活動家だったと、褒める文脈で言ってる人がいたけど、それも違う気がします。
彼女はもともと裕福な家庭に育ち、豊かな自然の美しさを愛する感性を持ち
出版で有名になりさらに裕福になった後も、そのままの自分で
愛する湖水地方を守っただけのことのような気がします。

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