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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

「イヌイットの壁掛け」

2017-12-12 | 本とか
職場の階に本屋さんがあるので、お昼休みに絵本を眺めに行くのだけど、
時々帰り道でも寄ります。
帰り道では主に料理本の棚か編み物本の棚か、画集などの棚を見ます。
仕事の後は目も疲れてるので、あまり文字の多い本が見たくないみたい。笑

先日なんとなくブラブラしてた時に、ふと見つけた本がこれ。
大きすぎず小さすぎず程よい大きさの作品集らしき作りで、箱入り。
ちょっと高い(3000円くらい)ので、ちょっと見るだけのつもりでぱらぱらしたら
ひゃー!何これ!なんかすごくいいっ!
めくりながら興奮する本は多くはないです。
タイトル通りイヌイットの壁掛けを集めた作品集だけど、
民芸ものにあまり興味のないわたしでも心揺さぶられる独特な世界観。
大阪のみんぱく(民俗学博物館)で、自分のよく知らない国や地方の人たちの作った
色鮮やかなものを見る時の気持ちに近いけど、安定した完成度と心地よさがあって
これってイヌイットの人たちに共通する感性なんでしょうか。
色も形もモチーフも、本当にしみじみいいんですよ。

その日はパラパラめくって、それから数日じっくり見る暇がなかったんだけど
時間ができたときにゆーっくり見ると、盛りだくさんで濃厚でまた興奮。
精霊たち、食べたり食べられたりする動物、動物と入り混じる人間。
不思議で素朴で自由な造形と色!自由ながらほとばしるのびのびとした個性!
すばらしすぎるな〜!
特に古くからある伝統のものというわけでもなく、1950年くらいから
こつこつ集めてこられたものだそうですが、とにかくいいので何でもいい。笑

これは以前、2000年に一度出版された内容らしく、本は一回り小さいんだけど、
内容は増えてるそうです。
わたしは縫い物やアップリケは苦手だけど、編むのは少しできるので
むくむくと何か編みたい気持ちにさせられます。むくむく。





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