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sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

映画:岩見重太郎 決戦天橋立 

2024-11-23 | 映画
今年の(いうまでもなく映画館での)映画の100本目は、
なんと宝塚映画祭での70年前の映画でした。(アラ還でアラカン嵐寛寿郎を見るわたし)

実はテアトル梅田に行くつもりで100本目は「ゴンドラ」を見るつもりだったのが、
先日見た「侍タイムトリッパー」を思い出したせいで、
出かける瞬間に宝塚映画祭行こ!と気が変わってこうなった。
「侍タイムトリッパー」で時代劇愛に胸打たれたので、時代劇が見たくなったのでした。

1954年の映画なので、なんと70年前です。
ということはこの映画に出ている人は子供以外多分ほぼみんな亡くなってるのよね。
出演者で名前を知っているのは、嵐寛寿郎と大河内傳次郎、扇千景、くらいかな。
そして主人公のヒーロー岩見重太郎という人物のことも、わたしは知らなかったけど
70年前の日本では、わりと常識としてみんな知ってる人だったのか、
映画の中で岩見重太郎と聞くと誰でもへへーっ!ってひれ伏すスーパーヒーロー伝説の剣豪みたい。
お話は
村の生贄にされかけた娘を猿?ヒヒ?に化けた山賊から救ったり、
女役者の旅芸人一座を救ったり、タイプの違う豪傑2人と知り合って仲良くなったり、
岩見重太郎を親の仇として追う男装の女剣士姉妹を(これは親が悪者だったので逆恨みだけど)
なんとか説得しようとしてみたり、
岩見重太郎の留守に父が殺され、その仇をうとうとした弟が返り討ちにあったあと
その仇をやっと見つけて天橋立へ。
ところがその仇とグルの藩主が500人の助太刀を出す卑怯さに負けずに、
岩見重太郎と豪傑二人は、ばっさばっさと悪者をやっつけ、ついに敵討ちを果たすのだった。

だいぶ盛りだくさんで登場人物も入り乱れる話だけど、難しくはないです。
でもこの「決戦天橋立」の殺陣はどっちかというと歌舞伎の型に近いような感じで
「侍タイムトリッパー」の殺陣愛とは別の種類のものでした。もっと様式美的な。
そして宝塚歌劇団が協力してる女役者たちの劇団が歌い踊るところは宝塚ならではで
マニア垂涎?なのかわかりませんが、なかなか他所では見れないものと思います。
フィルム上映なのでフィルムの状態によって見にくいところや、
セリフも聞きにくかったりするもの、今となってはやっぱり楽しいし、
この頃の人はこういう映画を見て天橋立のような名所を楽しんだのだろうな。

映画祭なので待ち時間にロビーのカフェでホットケーキを食べたり、
テラスで本を読んだりして、一日入り浸りました。


そして映画館の人に挨拶したり同じ映画をたまたまみていた友達に
新世界東映のチラシをもらったり(いつもこれを配ってる新世界東映ファンの人なのです)

自分にとってホームの映画館があるのはいいな〜

もう一本見たのは時代劇コメディのこれ。
同じ敵討ちでもこっちはなんともふらふら〜ふらふら〜と流される男たち。笑

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