sigh of relief

くたくたな1日を今日も生き延びて
冷たいシャンパンとチーズと生ハム、
届いた本と手紙に気持ちが緩む、
感じ。

水俣修学旅行7: 番外編 みんぱく

2024-06-25 | 一人旅たまに人と旅
万博記念公園の中の民族学博物館(みんぱく)は、何度も行ってるすごく面白い場所。
ヘトヘトになるくらい広くて、展示も膨大で、写真OKで、
企画展も面白いものが多いし、万博記念公園は四季折々に素敵だし
隣にある日本民藝館も素晴らしくて、そこのショップで手頃な器を買うのも楽しくて、
大好きな場所なのですが、そこで「水俣病を考える」という企画展がこのタイミングでやってて
水俣で相思社に行った時も、みんぱくの展示も楽しみだなぁと思いながら見てた。

旅行は3月の終わり頃だったのだけど、みんぱくに行けたのは5月の初め、
ゴールデンウィークの最中でした。
ゴールデンウィークはここ10年京都にKYOTOGRAPHIEという写真のフェスに行ってて
毎年毎年暑くて参るんだけど、今年は2日フルにまわってへとへとになる合間の1日にみんぱくへ。
京都でなく万博公園でもやっぱり暑かった。ゴールデンウィークは暑いね…
そして連休の最中なのでイベントが複数重なって、駅からすごい人出!

サウナエキスポって何!?サウナ入るのここで??笑

でもみんぱくの建物に入ると、いつも通り人は多くなくて広い場所を静かに見て回れる。
常設展示は楽しいけどまともに見ると半日ではとてもたりなくて、
足が棒になるし情報量多すぎるので、この日はこの企画展に絞ってみました。
相思社のことは既に買いたので展示の写真だけ貼っておきます。









相思社の運営に携わり「水俣病歴史考証館」の設立に尽力した吉永利夫さん。
それまでのチッソや国は「敵」という考え方を変えて、「敵」とでも分断を解き
理解できる点をみつけ、できることを協働しようとした人。素晴らしいなぁ。


あ、案内してくださった方だ!その節はどうも!


本当の中立は弱い側に立つこと。全ての問題について言えますね。


深く詳しくという感じではないんだけど、平明にわかりやすくいい展示でした。

そのあと、
セットになってた特別展もさらっと見た。さらっと見るには勿体無い面白い企画でしたが。


みんぱくから2、3分の横にある日本民藝館の蕎麦猪口展も見ました。



全部蕎麦猪口なので、形のバリエーションはなく、一つ一つは小さいけどすごいたくさんあって
見応えあった。小さいものが好きなのでこれもみたかった展示でした。

万博記念公園は全部素敵なんだけど広くて暑くて、展示を見て回った後ではもう歩けない。
でも帰り道に最後の力を振り絞って日本庭園を少し散歩。

見るところ多すぎていつもここまで辿り着けなくて、なんと初めてでしたが
想像してたよくある名所の江戸時代くらいの日本庭園だけでなく
古い時代の庭からわりと最近の庭まで何種類かの庭が連続して作られていて
見応え、歩き応えのあるお庭でした。

この日は2万歩くらい歩いてフラフラになったけど、充実した一日でした。

これで長く続いた「苦海浄土」関連の日々もやっと一区切りかな。
本と映画と旅と博物館。
でも石牟礼さんの本はもっと読みたいし、水俣もまた行って今度は港のあたりを歩きたい。