教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

博士課程後期在学期間延長に関する審査会

2007年02月19日 18時30分30秒 | Weblog
 本日13時半、私の博士課程後期在学期間延長を認めるかどうかを決める審査会が開かれました。審査会中・審査会後ともいろいろありましたが、指導グループの先生方は、私のレジュメに対して誠実で明敏な意見を下さいました。
 結果は「在学期間延長を認める」とのことです。
 もしかしたら、友人や諸先輩方に、ご心配をおかけしたかもしれません。いちおう、平成20年度中は、大学院生でいられることになりました。ただし、1年後は保証しないそうです。この条件は、博士課程後期在学期間延長の趣旨が、来年度1年間で博士論文を書くことができる者に1年延長を認める、という趣旨なので、当然のことです。
 また、1年間で博士論文を書く現実的な方針を採用する必要があるので、審査の過程で研究テーマが変わりました。教育学史に位置づけるというテーマは、とても私の手に負えるテーマではなく、現実的でないので、もう一遍再考することになりました。テーマがまた変わった原因は、いろいろありますが、根本的には私がこれまで細かく調べてきた内容と、問題意識や予想される結論とがズレているためです。大日本教育会・帝国教育会における教育研究活動を研究するというテーマが、どういう意味があるのか、というところから考え直さなくてはなりません。また「ふりだし」に戻りました。
 とはいえ、これまで研究してきた両教育会の研究体制・研究活動の特質、それからこれまで勉強してきた教育学史・学問史・教育研究概念は、ムダになったのではありません。残り1年間で博士論文を書き上げる現実的な計画・構想を練り上げる基礎になるからです。うっとおしがられてもいいので、しつこいくらいどんどんY先生の指導を受けながら、練り上げていこうと思います。

 本日は早起きしました。午前中、眠気と審査会に対する不安で何も手に着きませんでした。13時半から審査会。14時半ごろ私は会場を退出し、指導グループで審査。15時すぎに、審査が終わったようなのでY先生のところへ。1時間と少々、Y先生と話していました。16時15分ごろ、研究室へ戻る。以後、博士論文の問題意識について、ひとまずまとまるまで考えました。

 はー…、精神的に疲れたなぁ…。
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