教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

『どろろ』見てきました

2007年02月03日 23時55分55秒 | Weblog
 今日はお休みです。広島市内まで行って久々に服を買ってきました。
 あと、映画『どろろ』見ましたよ。俳優陣の熱演と、感動するポイントが多かったので、楽しめました。とくに柴咲コウの超好演! 映画は原作と違って「どろろ」が成年女性なのは、見る前は「まじかよ、大丈夫か?」と不安だったのですが、結果は見事にいい方へ化けたという感じだったと思います。柴咲さん、すげー俳優だよ! 残念なのは、世界観がどうも突拍子がなくて入り込めなかったり(架空設定があまりに架空すぎてしっくりこなかった)、特撮のにおいと中国+ハリウッドのにおい(消化できてないような気がします。妖怪が平面ではなく縦にも動くので仕方ないかもしれないけど、日本人は普通に時代劇的な殺陣で切り結んでくれた方がいいように思う)がきつくて、作品としてだいぶもったいなかったかなぁ。
 久しぶりに、休日らしい休日を味わった気がします。

 そうそう、本日、新田義之『澤柳政太郎-随時随所楽シマザルナシ』(ミネルヴァ書房、2006年)を読み切りました。今や手に入れにくい沢柳政太郎の伝記を普及させ、沢柳という人物を広く知ってもらう、という意味では、評価できるのではないかと思います。ただ、感想を一言で言えば、この本は2006年に出版された本だが、実は1970年代の作品なんじゃないか、と感じました。また、筆者の新田氏は自分は教育史家ではないと宣言していますが、確かに日本教育史の基本的知識には難があります。私のような初心者でもわかる間違いがちらほらあって残念です。
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