教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

仙台三日目

2005年10月10日 23時55分55秒 | Weblog
 本日、仙台三日目。
 佐藤先生につれられ、研究室の数名と「有備館及び庭園」へ行ってきました。有備館は、17世紀末に設置された伊達家の学問所(藩校、でよいのでしょうか?)だそうです。改築されたもののあるようですが、きれいに設備が残ってまして、非常に有意義な見学になりました。悔やまれるのは、藩校の史跡なのに意外と教育史的な展示がなく、しかも私はあまり近世の教育史を勉強していないので、十分この施設から見て取れる歴史像や意義を見いだし得なかったことです。広島に帰ったら近世教育史の勉強もしなくちゃ!と決意をした次第です。
 その後、有備館近くの岩出山町立岩出山中学校にも寄りました。調べたらやはり芸術家の先生が設計したのですね、非常におしゃれな凝ったつくりの学校でした。岩出山中学校は、小高い丘の上にあって、体育館?なんかはどこかの空港みたいなつくりになってました。まあ、予約をしていたわけではないので、外見を見ただけですが、「ほー」と単純に感心しました。私の出身の愛媛県石井北小学校も新設学校で(当時としては)変わったつくりだったし(だったと思っていただけ?)、以前行った広島県安芸区矢野南小学校も変わったつくりです。最近凝ったつくりの学校が新設されてきたような気がします。つい明治初期の学校建設ブーム(?)を思い出しますが、最近の新設学校校舎も明治の凝った学校のように、いずれは遺構になっていくのでしょうかね。
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