教育史研究と邦楽作曲の生活

一人の教育学者(日本教育史専門)が日々の動向と思索をつづる、個人的 な表現の場

教育情報回路としての教育会研究会

2006年07月15日 23時55分55秒 | Weblog
 今日は研究会一日目。
 写真は研究会会場の窓から見た鳴子温泉街。なお、写真は16日朝に撮ったもの。15日当日は雨。昨日ものすごい暑かったのに対して、今日は雨のおかげで涼しくなりました。
 研究会の名称は、事務局では「教育情報回路研」と呼ばれているようです。基礎となるのはT大のK先生の科研「近代日本における教育情報回路としての中央・地方教育会の総合的研究」です。私も研究協力者として参加させていただきました。
「教育会研究会」と呼ばないのは、K先生が元々開催していた研究会の名前がそうだから?
 会場は鳴子温泉にあるT大研修所の鳴子会館でした。T大の院生が車で早めに行くということなので便乗させてもらい、9時前に会場へ出発。途中、私の恩師S先生の別荘の近くを通り、いまさらながらびっくり。余裕を持って早めに出たわりに、到着はちょうどいい時間になっていました。そこで少しですが、私も会場設営のお手伝いをしました。
 14時少しすぎに研究会開始。予定されていた参加者は、研究担当者の先生方とそのお手伝いをする先生・院生等を含めて、全部で27名(このうち数名欠席者あり)でした。研究報告は、K先生の「共同研究の課題と展望」、W先生の「教育会と『外地』」、I先生の「山形県教育会成立前史」の報告がありました。粗くまとめると、K先生の報告でこの研究会が有する課題の全体像をつかみ、W先生の報告で旧植民地の教育と教育会の関係をつかみ、I先生の報告で幕末明治初期にあった教育関係の会議から地方教育会への発展可能性を見いだした、という感じでしょうか。どれも興味深い報告でした。
 19時少し前ぐらいから懇親会。T先生を中心に盛り上がりました(^^)。なお、宿泊の部屋は共同。I大のY田先生とK大のY本さんといっしょでした。懇親会の二次会の会場が我々の宿泊部屋だったので、懇親会を最後まで堪能しました(笑)。
 24時ぎりぎりに鳴子会館備え付けの風呂へ。普通の風呂かと思いきや、温泉。肌がつるつるです(笑)。
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1 コメント

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幼稚園・小学校教諭による保育士の代用について (河内信子)
2015-12-21 19:58:44
養護教諭には看護師免許を所有する者とそれを持たない者がおります。看護婦免を持たない養護教諭の場合、小児科学は学んでいても、乳児対象の世話、看護の能力は疑問です。養護教諭養成教育から離れて、とても驚きました。厚労省の管轄と文部省のそれとが入り交じっていく過程で、このような結果になっているのでしょうね。
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