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付いた効果はいつ消える?

2011年02月20日 03時39分51秒 | ルール雑談
ちょっと新カードで
ルール疑問が発生したので取り上げてみましょう。

えーっとですね、
問題になってるのは屍界文書です。

先に基本的な確認をさせていただきますが。
儀式地形の効果、つまりタイミングメインの反転特殊能力の効果は
使用した時に発揮される瞬間的なものですよね。
特定のユニットやプレイヤー、地形に
特殊能力を与えるものであっても
それを与えられる機会は発動した瞬間だけであるはずです。
たとえば巨星は、地形全てに特殊能力「巨人の星」を与える儀式地形ですが
巨人の星は巨星の効果を使用した瞬間に
全ての地形に付与されるものと解釈できます。
ようするに、巨星を使用したあとで新たに配置した地形には
巨人の星の効果は乗っていないという事です。

では今回登場した屍界文書という儀式地形なんですが。
この効果を使用するとまず手札のユニットカードは
タイプヘルボーンを持つユニットカードとなります。
そして、このカードを即時召喚しても
タイプヘルボーンを持つユニット、になるそうです。

常動型特殊能力のようにそのターン中、常に再適用され続けている
という解釈は、反転型特殊能力に対しては不可能でしょう。
ルールブックの書き方はそのようになっていないので。
ユニットカードにタイプヘルボーンが与えられたのは
屍界文書を使用した瞬間の1回だけのはずです。
にも拘らず、カードの状態が変わっても
タイプはそのまま持ち続けているという事になります。
タイプヘルボーンを失うのは
メインフェイズの終了時が来たときだけです。
(あるいは同時攻撃になったときだけですね)
当然、タイプヘルボーンを付与したユニットが
死亡して捨て山に行ってもタイプヘルボーンを持つユニットカードであるはずでしょう。

ならば、イリュージョンファントムによって
タイプヘルボーンを付与されたユニットが
手札に返ったり捨て山に行った場合も
タイプヘルボーンを持つユニットカードである事になりませんか?
ルールブックによると完了型特殊能力の効果は
同時攻撃になるか
戦闘終了フェイズを迎えたときに消滅するとあります。
ではその戦闘の間は、
幻影の怨念で付与されたタイプヘルボーンでも
手札、捨て山に行っても付いたままと解釈できます。

さらに言えば変更された属性や種族、
攻撃力や防御力などはどうでしょうか。
これも捨て山に行った後も変更されたままと解釈できませんか。
戦闘終了フェイズを迎えるまでは。
無くなると書いてないから付いたままと解釈できるのですけど。

ちなみに、付いたままであることによって
発生するルール的矛盾やバグのようなものは今のところ見当たりません。
種族インセクトに変更されて死亡したユニットは
その戦闘中の間はアバドンの代償に出来ます。
出来ると解釈することで生ずる不条理は思いつきません。