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ウルフデック

2010年09月19日 06時24分14秒 | カード情報(ブロッコリー)
種族ウルフのデックは
狼王ホワイトファング
が追加。
ウルフ、ハウンドを含めて追加はこの1枚だけです。

ウルフらしさを純粋に強化した英雄なので
デックの性質はそのままに大きなスペックアップをしています。
ただし全体の環境の変化から、弱体化している感は
ありますね。
スケグルが制限された事で使用率の上がったデックは
軒並みウルフにとって苦手なデックであるので
環境的に勝ちやすいデックではなくなったと思います。
またカードプールが増えてユニットが充実してくると
スペルデックアイテムデックの汎用性、安定性が上がり、
さらに手札事故も起こし辛くなってくるので
ウルフデックの突破力も通じ辛くなってきます。

ただし地形ロック系デックの最先鋒ですから
全然あるデックですね。
今のロックデックはほとんどウルフデックしか見ないですから
地形対策カードをあまり積んでないデックも多いですし
序盤の展開が成功すれば一方的に勝てるデックでもあります。
儀式地形を意識して、地形対策カードを入れる人も
なくはないですけど。

その他の要素を見ますと、
先攻優位の環境に傾いている事や
聖晶デックなどの登場で
先攻の取得合戦になる対局も多くなり、
先攻デックの最有力であるウルフデックにとっては
速度で楽に勝てる時もある一方で、
ウルフデックであるにも拘らず
スピードで負けてしまうような局面も
有り得る状況になってきました。
ルビーの採用率も上がっていますので油断は禁物ですね。
またそれに伴って、ネーレウスのような極端なメタカードの登場、
星剣姫以降のドリブラ、ダゴン、ザッハーク、ミンクなどの
対抗でパーティを全滅させる能力を持つユニットの登場、
対抗不可への対策の充実、
など不安要素も少なくありません。
今回増えた後攻型デックも環境の中心ではありませんが
それでも最低限ウルフデックの攻撃力程度に
耐えられないようには作られていないでしょうから
戦闘レベルで有利が付く状況は少ないでしょうね。

しかし今回で増えた儀式地形カードの多くは、
ウルフデックとも互換性がありますし
最優先で積む対抗カードはスペル対策アイテム対策のカードですので
どの相手に対しても相手の序盤の手札が悪ければ
勝つ見込みがある奇襲デックです。
自分で使って優勝できるかというと難しいと思いますが
たまに相手に使われると恐いので対策は意識しておきたいですね。

意識しておきたい、とは
必ずしも入れておくことではないですよ。
念頭には入れつつあえて入れないのも構築ですんで。