老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

「共謀罪」のまやかし 

2017年06月14日 21時13分38秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 いわゆる「共謀罪」法案(組織犯罪処罰法改正案)の国会審議が大詰めになっているようですが、最近になりこの法案のまやかしが次々と明らかになって来ています。

◆そもそもこの法案は、“国際組織犯罪防止条約(TOC条約)”締結の為に不可欠と政府が位置づけて、“テロ対策”の為と強調して提出した法案です。

◆本日(6月14日)の毎日新聞によると、同紙がTOC条約を巡る国内法整備の指針となる国連の「立法ガイド」の執筆者であるニコス・パッサス教授(米ノースイースタン大)との電話取材の内容を報じていますが、同教授の話しの主なポイントとして下記の様な点が挙げられたようです。

・そもそもTOC法案は“金銭的、物理的利益が目的の国際的犯罪集団に対して各国が協力して戦うために立案された”ものであり、“イデオロギー的、宗教的、政治的な動機による犯罪はこの条約の目的に含まれない”

・“テロは利益目的ではなく、イデオロギーに由来しており、テロとは何かを正確に定義する全体的な合議ができていない”として、“この条約からテロを除外した”。
また、この条約がテロを対象としていない背景としては、“他に多くのテロ関連の条約や国連安保理決議がある”

・従って、この条約の参加条件としては、“組織的犯罪集団への参加か、組織的犯罪の重大な犯罪行為への合意”を罰する法律が必要だが、“現行法で対応できるなら新しい法律は不要”
・更に、日本の法律を把握しておらず、“日本の現行法で対応できるかは答えられない”としながらも、“当局の権力乱用で、プライバシー侵害が起きた事例が多くある”と説明の上で、捜査の権限強化に対する明確な基準や監督の仕組みが重要だとの指摘もされたようです。

◆担当の法務大臣がまともな答弁が出来ずに、国会答弁で色々な醜態を晒していることからも、その内容の一貫性がないことは明らかで、一般人も対象となる危険性が危惧されていますが、そもそもこの法律は国際条約加盟の為のテロ対策と言うカモフラージュで覆われた、政府に都合の良い法案であることが、ますます明白になって来ています。

 今一度、原点に戻り、この法律の必要性を丁寧に説明した上で、審議を進めるべきではないでしょうか(まさ)

梅雨時期の京都へ  その④  高台寺とその周辺 

2017年06月13日 20時17分31秒 | 旅行/色々な風景
 建仁寺の拝観を終えたのは昼過ぎだったので、近くで食事をした後、東山通りを渡って高台寺まで足を伸ばしました。

 ここは豊臣秀吉とねねの寺として有名ですが、有名な清水寺にも近く周囲は多くのインバウンドで歩きにくいほどでしたが、流石に高台寺の境内は拝観者もそれ程多くなく、小堀遠州作といわれる庭園をゆっくりと回ることができました。

 その後、京阪の祇園四条駅までノンビリと歩き、夕方早くに帰宅できました。(まさ)


高台寺への入口

名前の通り、少し高台にあるので八坂の塔や、市内が良く見えます

高台寺の直ぐ前にある霊山観音。空には珍しい雲が見受けられました

境内にある湖月庵

書院と開山堂を繋ぐ観月台

方丈前庭(枯山水)

観月台と開山堂(右)

中門

中門近くの庭園

笠亭

時雨亭

竹林

竹林を降りた所にある大きな鬼瓦の作品

台所坂(高台寺からねねの道に向かう石段ですが、絶好の撮影場所のようで着物姿のインバウンドで溢れていました)

ねねの道

春光院

梅雨時期の京都へ  その③  建仁寺の建物・庭園など

2017年06月12日 20時06分58秒 | 旅行/色々な風景
 続いては、建仁寺の建物と庭園などをお知らせします。
歴史を感じる荘厳な風景です。(まさ)


本坊入口

〇△□乃庭(最初は冗談かと思いましたが正式な名称で、禅宗の思想を象徴したもののようです)

潮音庭

大書院から納骨堂を望む庭園

方丈の大雄苑 見事な枯山水の庭です。 空も素敵でした

方丈の大雄苑と法堂

方丈と大雄苑

茶室(東陽坊)

三門

法堂 この中の天井に双龍図があります

今はコクチナシが見頃です

コクチナシのアップ

梅雨時期の京都へ  その②  建仁寺の襖絵など

2017年06月11日 19時55分55秒 | 旅行/色々な風景
 両足院の拝観後は、もう一つの目的である、建仁寺拝観。
本坊の拝観入口から入ると直ぐに、風神雷神の襖絵があり、色鮮やかで躍動感のある絵に感動。

 更に驚いたのが、この建仁寺には他の寺院で普通にある“撮影禁止”の張り紙がないのです。
何とここでは遠慮なく憧れの襖絵などを写真に収めることが出来るのです。

 という事は、大部分はコピー作品が展示されているのでしょうが、デジタル技術が進化した現代では、このような展示方法が、私達素人拝観者には有難いですね。

 という訳で、色々な襖絵や掛け軸、更に特別公開中の法堂の天井の双龍図などの写真を思う存分に撮らせていただきました。

 勿論、建物や庭なども素晴らしいのですが、まず建仁寺の襖絵などを紹介します。(まさ)


風神雷神

風神のアップ

雷神のアップ

風神雷神の書の掛軸

禅寺らしい掛け軸

小書院の襖絵 「舟出」(鳥羽美花) これも見たかった襖絵の一つです

同上

同じく小書院のダイナミックな襖絵

方丈の襖絵 雲竜図

同上

法堂天井の双龍図

梅雨時期の京都へ その① 祇園花見小路と、両足院のハンゲショウ 

2017年06月10日 20時22分36秒 | 旅行/色々な風景
 予てから色々な襖絵などで有名な建仁寺を訪れて見たいと思っていましたが、この思いは先日の国立京都博物館での海北友松展を観たことで一層強くなりました。

 偶々、この時期に法堂天井の双龍図と、建仁寺塔頭の一つである両足院がハンゲショウ開花に合わせて特別公開されているのを知り、何とかこの時期にと思い、ツレアイと調整し、少し暑さが厳しかったものの、雨の心配のない昨日急遽出掛けました。

 その日の朝に決めて、10時頃に自宅を出れば、京都に簡単に日帰りできるので、本当に便利です。前回と同じく、自転車/JR環状線そして、京阪電車を利用して、自宅を出てから1時間半ほどで祇園四条駅に到着、インバウンドで込み合う四条通を八坂神社方面に歩いて、花見小路を右折。

 ここは祇園の中心地で、和服姿の若いインバウンドで混んでいるのには少し違和感を感じますが、趣のある花見小路をゆったりと歩き、途中で祇園甲部歌舞練場などの写真を撮りながら少し歩くと目的の建仁寺の北門に到着。

 先ずは北門から近い両足院を拝観することにしました。非常に落ち着いた泉水式庭園で、ハンゲショウはまだ少し早かったのかそれほど目立ちませんでしたが、やはりこの時期ならではの風情でした。(まさ)


祇園花見小路。有名な「茶屋一力亭」の前です

祇園花見小路の風景

祇園甲部歌舞練場

同入口前 草間弥生さんの作品はここには余りマッチしていないように感じました


建仁寺北門

両足院

方丈南側の枯山水庭園

書院前の泉水庭園

ハンゲショウで有名な庭園です

茶室

庭園の飛び石には進入禁止の置き石

アオサギ。最初は置物かと間違いました

急に羽根を動かしたのでビックリ