老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

養父市の自然を訪ねて その①  ~天滝(てんだき)~ 

2017年06月20日 20時37分42秒 | 旅行/色々な風景
 兵庫県北部にある養父市は農業分野で今話題の国家戦略特区に指定されていますが、氷ノ山後山那岐山国定公園に含まれる変化に富んだ自然でも有名です。

 先日「やぶの本」という観光ガイドブックを見ていると、同市の大屋という町の山中に天滝という落差98mもの大きな滝があることを知りましたが、同時にスキーで有名な鉢伏地区に素晴らしい棚田があることを知り、何とか本格的な雨季にならない内に行きたいと思っていました。

 偶々昨日は、二人共特別な要件がなく、天気も良さそうだったので決行しました。
家を7時過ぎに出て、中国道/舞鶴道から北近畿豊岡自動車を経て約2時間半で、現地到着。

 月曜日で案内所を兼ねるレストハウスが休みの為、プリントアウトした地図を手にハイキングコースに入りました。誰とも出会わず、前後にも人の気配がないという、少し寂しい道中でしたが、急な上り坂の連続で足元を確保するのに忙しくて、先日購入したストックが多いに役立ちました。

 途中、小さな滝が沢山ありましたが、先日も三重県の赤目48滝に行ったばかりなので、これら小さなものは無視して、息を切らせながら天滝が見える場所まで辿りつきました。

 思わず見とれる程の非常に優雅な滝ですが、大きすぎて全景が見えず、この滝を良く見る為には更に上にある三社権現が一番と書いてあったのを思い出し、更にきつい階段を登りました。

 たどりついた時には、汗びっしょりで、肩で息をする状態でしたが、ここからの滝の景色は絶景でした。
おまけに、最近の雨が少なく水量が少ない事と無風に近い天候も幸いし、滝壺に近いところまで辿りつき、ここから見上げた天滝の壮大さとマイナスイオンに癒され、持参していたサンドイッチと飲み物が美味しかったこと!

 へとへとで辿りついたのに、一息つくと少し回復し、さらに上にある俵石というのを見たいと思い、挑戦を開始しました。俵石というのは“240万年以前の火山の噴火で流れ出た溶岩による柱状節理”ということですが、この挑戦が大変!

 狭い急な坂を喘ぎながら休憩しながら登ること約30分、少し開けた所に出ましたが、そこからまた落ち葉に埋まった細い道をよちよち歩き。

 漸く俵石らしい岩が露出している部分に着き、見とれていると、道端の谷川の落ち葉に足を滑らせ危うく滑落しそうになりましたが、鎖につかまり危うくセーフ!
足も疲れており、これ以上は無理と判断して引き返しました。

 下りはかなり楽とはいうものの、落ち葉で滑り易く、ツレアイは足を滑らして3度ほど尻もちをつくことになりました。
登り・下りとも脚への負担は大きく、駐車場にたどり着いた後、暫く脚をマッサージしました。(まさ)


ハイキングコースへの入口

この「熊注意」のチラシには流石にビビりました

緑豊かな散策路です

殆どはこのような登り坂です

夫婦滝

このような渓流沿いの道です

この渓流を道は何度も渡ります

鼓ケ滝

天滝の全景、と言っても下の方は見えていません(三社権現から)

滝の側面から

滝の上部を見上げる

滝の下の方は打って変わって静かな流れです

俵石

同上

ここが滑落しかけた場所です

正に「滑落注意」です