老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

現政権の限界 

2017年06月02日 20時09分42秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 何度も同じようなことを書くのには疲れますが、現政権の姿勢はどうにもなりませんね。

 憲法を巡る問題や、外交姿勢などもそうですが、とりわけ問題なのは口先では「丁寧な説明を心がける…」などと言いながらも、“真心を持って、国民に説明する”という姿勢が見えないことではないでしょうか。

 それに加えて、最近の森友や加計問題で次第に明らかになってきた政権トップの問題は、
・同じ考えの人とのつながりや、親しい関係をオープンにする。
 (⇔ 個人としての立場と、政権責任者としての公人としての立場を区別していない)
 (⇔ 結果として、周囲がその人たちの行動を、総理も了解の上と理解する)

・自分や妻の名前を使われることに無頓着で(或いは容認し)、都合悪くなれば相手が勝手に使ったと弁明したり、そのような表現の削除依頼をするだけ。
 (⇔ 普通なら、同意なく勝手に名前を使われていたら、公けに強行に抗議し、場合によったら訴える)

・部下や周囲が、政権トップの意向を推し量り(忖度し)、その方向での施策を推し進めようとも、自分が直接の依頼/指示をしていないと言い張る。
   (⇔ 周りからチヤホヤされることに慣れ切っており、宮仕えする側が忖度するのは、自分の責任と思っていない)

 要は、最も清廉さを求められるトップが、「清廉とは何か」という事を全く理解しておらず、国家百年の計ではなく目先の力を誇示することだけに汲々としていることが問題だと思います。
更に付け加えれば、“成果が上がれば自分のお陰、結果が悪いのは部下の責任”に近い、身勝手な奢りも感じられます。

 再三にわたり“美しい日本”を説く人だけに、今一度日本人の持つ丁寧・謙虚・責任感・潔癖性などを虚心に学んで欲しいものですが、そもそもこのようなことを期待するのが無理なことでしょうね。(まさ)