先日触れた忖度を誘発する政権の責任者の言動についてですが、良く考えるとこれに拍車を掛けているのが、2014年から実施された、審議官以上の高級官僚の人事権を内閣人事局に集中させている官邸主導の人事が大きな要因でしょう。
確かに、内閣が高級官僚の人事を一元的に把握することで、今までの弊害であった各省やいわゆる族議員による省益優先の政策を止めさせ、政策や改革が進めやすいのは事実で効果的でしょう。
但し、この反面、内閣の意向に反した幹部が冷遇されたりするケースが多くなり、自ずから官僚の内閣に対する委縮や遠慮、更に目に余るソンタクを呼び起こして、内閣の期待する施策が、その内容の充分な審議がないままに通るようなケースも度々あるのでしょう。
結局人事と言うのは両刃の剣で、内閣の締め付けが余りに厳しくなると、高級官僚の面従腹背のような抵抗や、或いは各種機密事項のリークなどの造反などが起きる可能性が強くなってくるでしょう。(まさ)
確かに、内閣が高級官僚の人事を一元的に把握することで、今までの弊害であった各省やいわゆる族議員による省益優先の政策を止めさせ、政策や改革が進めやすいのは事実で効果的でしょう。
但し、この反面、内閣の意向に反した幹部が冷遇されたりするケースが多くなり、自ずから官僚の内閣に対する委縮や遠慮、更に目に余るソンタクを呼び起こして、内閣の期待する施策が、その内容の充分な審議がないままに通るようなケースも度々あるのでしょう。
結局人事と言うのは両刃の剣で、内閣の締め付けが余りに厳しくなると、高級官僚の面従腹背のような抵抗や、或いは各種機密事項のリークなどの造反などが起きる可能性が強くなってくるでしょう。(まさ)