老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

養父市の自然を訪ねて その② ~別宮(べっくう)の棚田~

2017年06月21日 19時32分53秒 | 旅行/色々な風景
 天滝ハイキングでの脚の疲れを暫くの間の休養で取り戻し、次の目的地である棚田へ。
この棚田は同じ養父市でもかなり西の方にあり、大屋からは山間部をショートカットしても1時間程度かかります。

 大屋から県道R714の殆ど車と出会わない曲がりくねった急な道路を喘ぎ喘ぎの軽自動車を駈り、何とか関の宮で国道R9に出ましたが、途中ミズバショウの自生地では日本で最西部という場所もありました。(残念ながらミズバショウの見頃は4月末~5月上旬と言う事で、今回は見ることができませんでした)

 関の宮からは直ぐにR9と分かれて、スキー場で有名な鉢伏方面に…
この時期はひっそりとしている山間部を30分ほど行くと、別宮の棚田に到着。
 
 棚田百選にも入っていないということなので、それ程期待していなかったのですが、着いてビックリ。
兵庫県最高峰の氷ノ山を背景にして、130枚以上と言われる棚田が、田植えの終った整然とした姿を見せ、日本の原風景を思わせる風景にカメラのシャッターを押しまくりでした。

 棚田大好き人間ですが、どこの棚田でも感じるように、殆どが山間部の辺鄙な場所で、掘り起こした石を積み上げ積み上げて、貴重な水田を営々と広げて行った先祖の努力と、このような場所しか自ら耕せなかった当時の状況を思い浮かべると共に、これを維持されている方々の苦労を感じずにはいられませんが、同時に田舎育ちの者として祖先につながる懐かしさも感じるのです。

 又、直ぐ横に県指定天然記念物で幹回り約15mと言われる大きなカツラの木があり、暫く見とれていました。

その後、一路帰阪し、自宅到着は18時頃でしたが、流石に脚が疲れており、シャワーの後簡単な食事で直ぐに寝付きました。(まさ)


氷ノ山を背景にした別宮の棚田

同上

同上

同上

同上

同上


大カツラ(この人は一人で幹回りを計測中でした)

同上(一番右にある木は、ケヤキです)