老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

部屋の模様替え 

2024年05月20日 19時35分50秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など

 この度、居室の大幅な模様替えをしました。

 きっかけは、長年使用しているベッドのマットの下にある簀の子状の板がへたったのか嫌な音がし始めたので、後何年使うか判らないがベッドを交換する気になり、家具店に行き下見したり下取りの相談などをしました。

 その過程で、下取り費用がかなり掛かることが判り、おまけにそのままになっていて処分をせねばと思っていたツレアイが使っていたベッドの処分も一緒に可能かと打診しましたが「それは不可能」という返事でした。

 帰宅後、大阪市の環境局の粗大ごみを扱っている事業所に相談したところ、何と『ふれあい収集』という制度があり、<65歳以上の独居高齢者などに対しては、粗大ごみを指定場所まで自分で運ぶのが難しい場合は担当者が自宅まで出向いて、搬出処分します>ということで、早速担当者が来宅してくれて丁寧な説明を受けました。

 結果、シングルベッド2個と、ツレアイが居なくなってからは使用していない鏡台と、和ダンス(中身の和服などはまだツレアイが元気な時に業者に雀の涙の代金で売却処分していたので、中身は殆ど空っぽの状態でした)を一緒に処分してもらうことになりました。
費用は市の粗大ごみ処分費用に基づくもので、家からの搬送費は不要でした。


 これに合わせて、新しいベッドを1個購入するとともに、私が使っている部屋が狭いので、タンスなどが無くなって少し広くなったツレアイが寝起きしていた部屋を使うことにしました。

 最終的には昨日長男と孫が来てくれて、家具を移動したり大変な作業となりましたが、何とか新しい部屋に落ち着くことが出来ました。

 そうすると、40年以上も使用していた襖などの建具が気になりだし、懇意にしている改装業者と相談もして簡単な改装をすることになり、現在業者と交渉中です。

  
 本当に、あと何年住めるか判らない自宅ですが、ツレアイが居ないからこそ、少しでも気持ち良く住める環境に変えていきたいと思っています。

 今回の決断で一番の鍵は、市の担当部局との打ち合わせでした。

 各自治体ともに、高齢者に対する色々な手厚い施策をされていますが、それが知れ渡っていないことが多く、今回の私のようにこちらか問い合わせて初めて判るというケースが多いです。

 困ったことや、悩んでいることがあれば、行政の担当部署に問い合わせや相談してみることが大きな助けとなり、悩んでいることに対するフンギリが付くかも知れません。

 私も今回の「ふれあい収集」制度の利用で本当に助かりましたが、これが高齢でも少しでも自力で元気で生きていける助けになればと思っています。(まさ)