(今日も、引き続いて語源に関する書き込みです)
現在では、「ていたらく」という言葉は、失敗をおかしたり、堕落した人物を指し示して、「あのていたらくぶりを見ろ」つまり「あのショボくれた姿を見ろ」と嘲笑するために用いるられることが多く、私はてっきり「低体落」とかいう感じの言葉かと思っていました。
しかし、「ていたらく」は「体たらく」で、「為体」とも書くようで、<コトバンク><笑える国語辞典>などによれば、「体(てい)たり」との断言の言葉に、「く」を付けた語で、元々は単に“そのような体(様子、ありさま)”を指す言葉で、ネガティブな意味は無かったようです。
残り少ない人生、余り気負わずに自分なりの「体たらく」で生きていきましょう。(まさ)