東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

クルミの皮を剥いて、コースターを試作

2023年01月23日 | 綿栽培,糸つむぎ,織り,染色

 最近クルミの皮で籠を編めることを知りました。我家にクルミの樹があるのに、実を食べる事にしか利用していませんでした。そこで、クルミの皮を剥いてみましたが、そのままではうまく剥けません。楮のように熱湯に浸ければ、うまく皮が剥げるのではないかと思いました。試しに鍋に熱湯を沸かしてクルミの枝を浸してみました。すると、何とまあクルリと綺麗に剥けるではありませんか。
  その剥いた皮を使ってコースターを試作してみました。近いうちにドラム缶を加工して熱湯を沸かせるようにするつもりです。そうすれば、シダの枝を熱湯に浸けられるのに加えて、たくさんのクルミの皮を90cm以上の長さに剥けます。籠を編めるようになるかも知れません。

         剥いたクルミの皮を使って試作したコースター


 去年クルミをだいぶ伐採してしまったのは残念でした。残ったクルミの樹の枝を、鍋の大きさに合わせて20cm間隔でチェーンソーで切り落としました。そして、その枝を鍋に入れてぐつぐつ煮込みました。煮ているとお湯がだんだん茶色に染まってきました。1時間位煮込んだところで、クルミの枝を取り出しました。

 枝を切ったクルミの樹    チェーンソーで切る   ぐつぐつと煮込む
  

 慎重に取り出すと、ナイフで枝の皮を上から下へ一直線に切り込みを入れました。そして、熱いながらも指を使って皮をめくると、くるりと皮が剥けました。剥けた皮は長方形の形をしています。その皮に1cm間隔で印をつけてから線を引きました。そして、その線に沿ってハサミで切りました。柔らかいので簡単に切れました。

 めくるように皮を剥く    剥いたクルミの皮   キリで1cm間隔で線引き
  

 今回、鍋に入る大きさでしかクルミの枝を煮ることができませんでした。そのため、20cm位の長さのクルミの皮しか剥けませんでした。この長さではコースター位にしか編めません。ドラム缶を加工して熱湯を沸かすことができれば、90cm位のクルミの枝を煮ることができます。すると、90cm位の長さの皮を入手できます。そうすれば、籠などを編むことができるのではないかと思います。
 ※5,6月頃の季節、クルミは煮なくても皮を剥くことができるそうです。

幅1cm長さ20cmになるよう皮を切る   皮を作って試作したコースター(裏側)
 


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