青梅を過ぎるとひたすら奥多摩街道を進みました。40分位でしょうか、バイクを走らせているとJR東日本の奥多摩駅に着きました。この駅は、私が横浜に住んでいたときに登山をしていた関係でよく利用しました。例えば、東京都で一番高い山である雲取山には何度か登りましたが、必ずこの駅でバスに乗り換えて行きました。周りの自然に溶け込み落ち着きを感じさせる独特の風貌を持った奥多摩駅舎はとても好きです。
落ち着きを感じさせる独特の風貌を持つ奥多摩駅舎
奥多摩駅は奥多摩線の終点です。昔にはもっと山奥に線路が通じる予定のようでした。この奥多摩駅からさらに山奥に向かう線路跡があります。奥多摩駅前には、山奥に向かうバス路線発着の停留所,奥多摩の自然を紹介するビジターセンター,お土産店などがあります。
駅前のバス停留所 奥多摩ビジターセンター
奥多摩駅はバイクを止めて休んだだけで、すぐにバイクを走らせました。そして、奥多摩湖に向かいました。30分ほど走るとダムが見えてきました。このダムがせき止めている人工湖が奥多摩湖です。1年ぶりの奥多摩湖です。この湖畔に「奥多摩水と緑のふれあい館」がありますが、その駐車場にバイクを止めてしばしトイレ休憩をとることにしました。休日でもないのに観光バスが何台も駐車していました。紅葉を見るためのツアーのようです。
奥多摩湖畔にある「奥多摩水と緑のふれあい館」
この「奥多摩水と緑のふれあい館」は20年ほど前に作られました。それまでは、多摩湖に沈んだ村の民俗博物館がひっそりとありました。私は、今は無き民俗博物館の方が好きでした。湖に沈む前の村の様子が生き生きと今より多く展示されていたからです。今の建物には、旧村の民俗展示物は少なく、ダムの宣伝のような展示ばかりで興ざめします。
ダムに沈んだ村の民俗展示物 ダムを見ながらしばし休憩
奥多摩湖に着いたのが午前11時頃でした。これから奥多摩の山々を巡るツーリング開始です。日が短くなっているので、そんなに長く休憩を取れません。30分程度休憩すると、再びバイクに乗って奥多摩湖畔の曲がりくねる道路を走りました。所々道路脇に空き地があるとバイクを止めて、紅葉した山々,静かで紺碧色の湖,そして青空を走る筋雲などを堪能しました。
バイクを止めて、湖畔に映る紅葉した山々,静かで紺碧色の湖などを遠望
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