東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

椎茸(しいたけ)菌を植菌した原木の積み替え

2014年01月15日 | 樹木,果樹

 去年の3月、原木に椎茸(しいたけ)菌を植菌して伏せ場に横にして寝かせておきました。植菌してからもう少しで1年になるため、椎茸が生えるように場所を移すことにしました。
 最初、日が差し込まない林の下に、原木を立てかけるための竹を横に渡しました。次に、伏せ場の原木に被せた黒い遮光布を外しました。そして、伏せ場から原木を次々に運び出して竹に立てかけました。

      林の下に、横に渡した竹            伏せ場から次々に原木を運び出す
 

 伏せ場に横にしていた原木、少しは乾いているかと思いました。しかし、あまり軽くなっていませんでした。湿った場所でしたので、湿り気がそのまま残ったようです。椎茸菌にも適度な湿り気が必要ですので、むしろ良かったかも知れません。原木を積み替える場所は、やや斜面のため倒れないように立てかけました。

                   伏せ場から原木を一本一本運び上げる


 原木を、横にした竹の棒に寄りかかるように立てかけました。そして、規則正しく交互になるように組みましたが、竹はすべりやすいため地面からしっかり立つようにしました。立てかけた原木をよく観察すると、椎茸菌が育っているのでしょうか、植菌した箇所のまわりが白くなっていました。おそらく、原木内で育った椎茸菌ではないかと思います。

      原木を丁寧に交互に組む            植菌した箇所に育った椎茸菌
 

 このまま順調に椎茸菌が育てば、この秋に最初の椎茸が出ると思います。太い原木は、数年間出続けるはずです。このように、毎年山から原木を切り出して植菌すると、自給以上に椎茸が獲れすぎます。今でも食べきれない量の椎茸を収穫できることがあります。友達や近所に配るか、それとも販売するか考えようと思います。

                 近くに立てかけていた原木、巨大な椎茸を収穫


 12月から3月にかけて、椎茸栽培に使用するコナラなどの樹木を伐採します。そして、1ヶ月位寝かせて90cmごとに輪切りにします。そして、ドリルで穴を開けて椎茸菌を植菌をします。毎冬この繰り返しです。春夏秋は米,麦,果樹,そして野菜などの農作業で忙しいのですが、冬だけは椎茸栽培を含めた山仕事が中心になります。

               今回立てかけた原木の数々、この秋に椎茸が出るか?


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