東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

溝堀りぐわの修理

2009年02月17日 | 建設,工事,修繕
 冬の田んぼの整備の一つに畦の修理があります。夏の間にモグラやザリガニなどが開けた穴をふさいだり、水が流れ出て崩れた箇所を修復します。この修復に欠かせないのが、普通の三本ぐわと違って刃先がとても長い溝堀りぐわです。
 この溝掘りぐわを購入したのは20年ほど前で、奥多摩の鍛冶屋で買いました。奥多摩地区では山の傾斜がきついため、その土を落とさないように掘るためのクワとして使われています。畑の土を掘るとき、掘った土を一段上の畝に上げます。この掘って上げる動作をするのにこの細く長い刃先が欠かせません。

              刃先が細く長いのが特徴の溝堀りぐわ


 この溝堀りぐわは、田んぼの畦を修復するときの溝堀りにも使えます。畦に沿って流れる水道に埋まった土をさらうためです。別の使い方として長ネギを植えつける溝を畑に掘るときにも重宝します。
 この溝掘りぐわが長年の使用に耐えられず、くわ先がぐらぐらするようになりました。この種類のくわはなかなか売っていません。このため、クワ先に新しく楔を入れ込む修復をしました。修復後、またこの愛用の溝掘りぐわが使えるようになりました。

 楔を入れる前に竹棒を差し込み       さらに金属の楔を打ち込む
 
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