●疑惑満載日本…国会では森友・加計・自衛隊イラク派遣日報の隠蔽・厚労省のデータ問題等、スポーツ界ではサッカーの日本代表監督解任問題と日大のアメラクの不当指示疑惑、国際政治では北朝鮮の非核化の偽装とトランプの独断疑惑問題等々です。北本新庁舎建設問題の百条委もそろそろ報告を出す段階と思っていたら、今度は鴻巣行田北本の3市で建設予定のごみ焼却施設の用地取得に、管理者である鴻巣市長が選定に恣意的な調査を行ったのではないかとの疑惑が浮上。資源組合議会で鴻巣市議会からの派遣議員が追及し始めたそうです。ここまではこれまでも全員協議会で報告をいただいていました。
●しかしながら資源組合議会は、議運や全員協議会で協議したり、執行部から説明を聞いたが、当該議員だけでなく他の議員からも新たな疑問が出るなど、どうも執行部の説明に合理的な整合性が取れていないということのようだ。ことの問題は、候補予定用地の適正調査で、候補地を一カ所恣意的に外したということらしい。そして最終決定した用地の場所は、鴻巣市長の地元であり、公平性や公正性に疑惑が出たらしい。農地を市が公共用地として買い取るには、農地から用途変更することで地価が数倍から数十倍になる。まさに売主にとって、グリコのコマーシャルではないが「一粒(一坪)300メートル(数倍)」の魅力があるようです。
●そのため議会運営員会は、5月29日に臨時議会を開催し、この問題について執行部(鴻巣市長管理者)を質すともに、真相究明に向け百条委員会の設置を提案するようです。まあ議会が真相を調査しようとしたら、基本地方自治法第100条による調査特別委員会が最も真相に近づけるでしょう。証人は偽証になるから偽証はできません。したがって否認すれば偽証になる恐れがある場合は、「記憶にない」が一般的です。国会の証人喚問でも「記憶にない」は記憶にあるが話せないというのが「心のうちの真実」でしょう。ごみの用地の選定に管理者が不正又は不当な行為を行ったことがないというなら、100条だろうと何だろうと証言すればいい。それを嫌がっているということは、どこかに「〇〇しい」ことがあるからなんでしょうね。議員がこの百条委に反対する理由は封はない。隠ぺいに協力するなら別ですが…
●さあ市民のみなさん、ごみの焼却施設は280億円から300億円超える大型公共事業です。資金は全部市民が納めた税金です。税金を使うということは、不正や不当な行為があってはなりません。全部を聖人君子と言わないが、99.9%はコンプライアンスに合っていなければならないでしょう。北本市民のみなさん、北本市議会からは4人の議員が代表で派遣されています。金子真理子議員、岸昭二議員、渡辺良太議員、松島修一議員です。伝え聞くところによると、金子議員が百条委設置の議案を出すようです。29日午後5時30分から行田市の小針センター(古代蓮の公園近く)の議場のようです。傍聴したらどうでしょうか。私は傍聴します。賛否した議員名含め工藤日出夫議会レポートで報告します。詳しくは明日の議運で決まるそうです。